こんばんは。

 

先日閉会した議会で、「平成29年度北杜市一般会計補正予算」に反対しました。

市内7つの小学校へエアコンを設置する必要性費用の妥当性に納得が行かなかったのが、その理由の一つです。

 

 

小学生の教育環境がよくなることには大賛成ですが、7校で4億4,176万円という莫大な予算を伴います。財政が苦しい中で血税を投入する訳ですから慎重にならざるを得ません。

 

必要性を判断するにあたり、普通に考えると、子どもたちや保護者へのアンケート調査や教室の室温調査をすることで、裏付けになると言えそうですが、これらは未実施でした。義務教育振興実行委員会(教育四者(校長会・教頭会・教育会・PTA))からの要望である、ということで全く何も聞いてない訳ではないものの説得力に欠けました。

 

一応、教室の室温は、気象庁の観測所のデータを元に推計した、とのことで、推計が当たっていれば室温が30度を超える授業日数は30日程度とのこと。標高の高い小学校ではマイナス10日ほどとして、年間20日の稼働。他の自治体について目にした情報ですと、2年間にわたり教室の温度を調べた、とか、莫大な予算を伴いますので、そう言った慎重な進め方がされているようです。

さらに電気料の推計では1日4時間の稼働で推計してました。

稼働日数も少ないし、1日の稼働時間も多くはないわけですが、これらの判断材料で、渡辺市長は必要性を判断したのでしょうか…。

 

仮に必要性に納得感があるとして、次に費用は妥当かどうかを見る訳ですが…

ネットで他自治体の事例をさらっと調べると数字が出てくるので、1教室あたりに単純に割り算してみると次のような数字になりました。

・静岡県浜松市…約245万円

・三重県名張市…約222万円

・千葉市…約271万円

しかしながら、今回提案された予算案では、1教室あたり約370万円

渡辺市長も意思決定をするにあたり、当然他自治体のことはベンチマークされていると思いますが、この費用は妥当であると判断されたことに驚きを隠せない市民が大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

 

さらに、エアコン設置の対象部屋にも納得感がありませんでした。

毎日長時間使うであろう普通教室、特別支援教室であっても稼働日数、稼働時間は前述の通りです(室温の推計が当たっているとして)。しかしながら今回の提案では、それ以外の部屋も大量に含まれている数字です。はたして年間どれだけ使うのか…

対象の部屋数は、

・明野 …18室

・高根西…13室

・長坂…17室

・泉…15室

・小淵沢…22室

・白州…19室

・武川…16室

(計120室)
 

 

もっと言うと、なぜ当初予算ではなく”補正予算”なのか。

ネットで補正予算と検索すると、知恵蔵で次のような説明がされています。

予算(当初予算)成立後に生じた、自然災害などの予見し難い事態に対応するために作成される予算。

何年にも渡って義務教育振興実行委員会から要望が出ていたようなので、調査期間・準備時間は十分あったろうと想像するのですが、必要性の調査は前述の通りで、さらに費用の妥当性や対象の部屋数がクエスチョンマークで、なぜか急いで補正予算に計上、と市民に説明できないポイントがあまりに多く、反対せざるをえませんでした。

 

 

 

関連して下記内容の「付帯決議」が提出されました。

1. 予算執行に当たり、学校、PTA、保護者、児童の意見を尊重して、効率的並びに有効的な施設整備を行うことに努める。

2. 予算執行状況について、全員協議会等において報告すること。

 

この付帯決議にも私は反対をしました。

この付帯決議を付けることで、予算案を良しとする、という意味合いと捉えるわけですが、

全ての予算、事業に対して言えることであって、当たり前のことが書かれていると感じられる市民が圧倒的多数であろうと考えたのが反対理由です。これで予算を通してしまうと、これからも予算額が大きく膨れ上がる可能性も心配になります。

必要性、費用の妥当性などに疑義がある以上、補正予算は否決されるのがあるべき姿と考えます。その他の補正が緊急であるならば、臨時会にて改めて提案をすべきではないでしょうか。

 

 

平成29年度北杜市一般会計補正予算への反対理由は他にもありますので、明日以降また報告いたします。

池田やすみち(山梨県北杜市議会議員)