会場は地下1階 偕楽の間。
( 写真は新田次郎賞受賞記念パーティーの時のものです)
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ロビーには玉岡先生の似顔絵パネル。
この絵、玉岡先生の特徴がよく出ていて似ているし、『さまよえる神剣』の作品のモチーフがしっかり描かれています。
これまで何度か玉岡先生のパーティーで司会をさせていただくことがありましたが、今回は客席での参加。ファンモード全開で臨みました。
玉岡先生のデビュー35周年、この晴れの日のためにAtelier hally(工房針)にオーダーしていた留袖のドレスを着ましたよ。
茶々吉24時(2024年5月26日)
パーティが始まる前に玉岡先生と写真を撮っていただきました。
殴ってやろうか。
玉岡先生はスタイル良すぎですっ!!
さて気を取り直して。
玉岡かおる先生のパーティーはいつも演出が素晴らしくて。
今回は『さまよえる神剣』にも出てくる「青海波」でスタートしました。
紫式部の『源氏物語』で光源氏が踊ったこともあり、演目は知っていましたが、
動く「青海波」を見るのは初めてのこと。
感激しますわ。
もちろん雅楽も生演奏です。
ご来賓の挨拶も、本当に玉岡先生のとの親交がおありで、心がこもったお言葉が寄せられていて、感動しました。
私が最も感動したのは、新潮社編集部の方の乾杯のご発生です。
色々な作家さんをご覧になっている方ですが、玉岡先生には並外れた好奇心と並外れたチャレンジ精神がある、とおっしゃいました。
玉岡先生は、例えば旅行中などにふっと目にしただけのものから物語の着想を得ることができるんですね。
そして35年も作家をされていると、得意分野というものができてきて、そこに安住しがちなのだけれど、玉岡先生はそこに安住することはないとおっしゃるのです。
現に『さまよえる神剣』は、玉岡先生がこれまで得意としてきた”歴史を掘り起こし実在の人物について書く”のではなく、20代の架空の青年を主人公にするという挑戦をされているのです。
玉岡先生の作品が世に出るまでのことをご存知の方にしか語れない感慨をお話ししてくださり、私は感動しました。
素晴らしい!!
もっと感動的だったのは、中詰で玉岡先生自らが作家生活35年を振り返るスライドショーの解説をしてくださったこと。
この会場におられた方のファン歴は色々。
デビュー作からずっと読み続けていらっしゃる方もいれば、最近ファンになった方も。
私はというと、玉岡先生が大学の先輩であることもあり、以前から名前は存じていたものの、本当にファンになったのは2003年出版の『天涯の船』がきっかけだったなぁとスライドショーを見ながらしみじみ思い出していました。
また2016年に『お家さん』の主要人物 金子直吉の故郷 高知県仁淀川町で講演会をされた時、仁淀川近くに安徳天皇のお墓があるという伝承があるのを知り『さまよえる神剣』の着想を得た、という貴重なお話も伺えました。
先生はお話がお上手なので、小説を読むのも楽しいのですが、お話をお聞きするのも嬉しいのです。
宴の半ばにはバイオリンの生演奏が披露されました。
すると、バイオリンを習っておられる玉岡先生のお孫さんが、一曲披露したいとおっしゃり、予定外の演奏を披露してくださいました。
お孫さんは5、6歳だとお見受けしましたが、物おじすることなく堂々と舞台のセンターに立ち演奏を開始。それがお愛想ではなく見事な演奏で、場内大拍手でした。
玉岡先生もお孫さんの堂々たる姿に「私も物おじせず、これからもチャレンジ精神を忘れないようにしなくては」と新たなパワーを得られたようですよ。
※お孫さんは、実際は7歳でした。失礼しました。
通常パーティの締めは玉岡先生のご挨拶なのでしょうが、会場の皆さんが期待するところを先生もよくご存知で、旦那様をステージにお呼びになりまして、旦那様のユーモアあふれるスピーチを聞くことができました。
オカシイ。そして温かい。
笑顔と拍手の中、お開きとなりました。
いつもながら玉岡先生のパーティーは会場のお客様全員が温かくて、家族みたい。
今日は色々な方とお話もできたし、楽しかった〜。
玉岡先生が今後ますますご活躍されますように。
いちファンとして、これからもついていきます!!
お土産は玉岡先生の最新作『さまよえる神剣』に直筆サインを入れて、同じく先生直筆の文字「燦」が描かれた化粧箱に入れたもの。
この箱は特殊な作りで、一度開封したら二度と元に戻らないそうです。
私はすでにサインを入れていただいたものを持っているので、最近玉岡先生の魅力に目覚めた親戚にプレゼントする予定。
もう一つは玉岡先生のキャラクターの特製キットカット。
開封するのが惜しい気がします。
私のテーブルにおられるお客様の中に 大津びわ子さんがおられました。
ヤンタンパーソナリティーの大津びわ子さんですっ!!
実は大津びわ子さんは玉岡かおる先生と大学の同期ですって。
知らなんだー!
また、本日司会を担当されたのは、声で握手 言の葉OFFICE かのんの川邊暁美さん。
玉岡先生と川邊さん、そして私は同じ大学出身です。
おっちょこちょいな私と比べると落ち着いておられる川邊さんの方が先輩みたいなのだけれど学年だけは私の方が上。しかも私がとても仲良くしてもらっていた同級生のクラブの後輩というご縁があり、いつも思うことですが、ご縁のある方とはどこかで絶対に出会うようになっているんだな、と今日も思いました。
とてもノーブルで素晴らしい司会でした。
(ん、なんだか妙に上から目線に聞こえたらごめんなさい!)
こぼれ話
パーティー会場にて。
「ラジオ、聞いてますよ!この前の天輝レオさんのインタビューよかったワ」とお声がけくださる方がいらっしゃいまして大感激。
一緒にお写真も撮っていただきました。
まさか、こんな素晴らしい会場の中に、私のラジオを聴いてくださる方がおられるなんて!
アンドレだったら「俺は今まで生きていて よかった」というところでしょう。
ありがとうございました!!
本日のコース
『さまよえる神剣』にちなんだ素材で考えられたそうです。
「香る」が多いのも玉岡かおる先生にちなんだのかな?
⚫︎高知県産かんぱちと海老、イカの冷製ブイヤベース
フェンネルのピュレと彩野菜
⚫︎新ごぼうのポタージュスープ
⚫︎スズキを海塩の香るソースの中で火を入れてポテトとポワローの煮込み
⚫︎ビーフサーロインのポワレ 山椒の香る赤ワインソース
⚫︎高知県産メロン入りフルーツサラダとブランマンジェ
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