宙組『天(そら)は赤い河のほとり』『シトラスの風 ーSunriseー』観劇 | 茶々吉24時 ー着物と歌劇とわんにゃんとー

テーマ:
本日2回目の更新です。
 
宙組公演を観て参りました。
連日人気だそうですね。
今日も立ち見が出ていましたよ。
素晴らしい。
 
『天は赤い河のほとり』は長尺の漫画が原作と聞いていますが、
私は全く知らないんです。
物語が始まってすぐに「ん?」
現代女子が古代の王国にタイムスリップし、
王子に見初められ恋仲に……
細川智栄子あんど芙〜みんの『王家の紋章』に似ている…。
『王家の紋章』も長編で、私は途中で読むのをやめてしまったけど、
イズミル王子は結構好みだったワ〜。
それと、オープニングとラストシーンで、
現代人の考古学者が登場するのは 劇団四季『アイーダ』を
連想させます。
ということで、全く知らない話なのだけど、
知っているような気がする話でした。
悪い意味で言っているのではなく、
親しみが持てた、という意味です。
ヒッタイトやエジプトの衣装が美々しいのもポイントが高いし、
大人数が舞台に並ぶシーンは歌舞伎的な様式美を感じました。
私が特にテンションが上がったのは、
ヒッタイト軍が舞台前方に勢ぞろいした後で、
エジプト人がせり上がってくるシーン。
「おおおおおおお、美しい!!」
ワクワクしました。
トップさんから順番に個性的な役もたくさんあり、
宝塚的にも見所がいっぱい。
新生宙組にふさわしい作品に巡り会いましたねぇ。
小柳奈穂子先生の脚本もすっきりしていました。
限られた時間なのに、それぞれの人物が、
単純に「善人」「悪人」に区分できないことが伝わってきて
全体的な深みを感じました。
では覚えている範囲で個人個人について。
基本的に芸名は敬称略で失礼しますね。
 

●カイル・ムルシリ:真風 涼帆

以前私の知人が、初めて真風さんを見たときに、

「真風さんは骨からしてスターですよね」

と言いましてね、

私の頭の中に浮かんだのは理科室にあった骨格標本。

真風さんの白い骨……想像できない!!

いや、そんな想像したくないし!!

ゆっくり話を聞いてみると、

「手足が長くて、肩幅があって、

 体つきがスターになる要素満載じゃないですか」

ということでした。

はあ、骨格がスターということかと、納得した私です。

今日は、ヒッタイトの王子の衣装を身にまとった真風さんを見て、

久々に「骨がスター」という言葉を思い出していました。

豪華な衣装を着こなし、正義感の強い王子を難なく演じていて、

これがお披露目ということを忘れてしまいそうな、

堂々たるトップぶりでした。

 

大劇場ロビーにはこんな撮影スポットが。

骨がスターなので、こういう衣装が映えるのです。

 

{007072A2-02B5-4F0D-B46B-593CE69E0847}
 

 

 

 

●ユーリ/鈴木夕梨:星風 まどか

現代からタイムスリップした夕梨(ユーリ)。

なんと女子高生という設定なんですね。

星風さんは見た目も、声も、その設定にぴったりで、

可愛らしい現代っ子。

すぐにヒッタイトの王子ばかりか、エジプトの王子まで

夢中にさせてしまいます。

限られた時間内に話を進めなくてはいけないので、

ユーリの心の変化が唐突にも思えるけど、

それは星風さんの責任ではありません。

しかし、最大の謎は「この人たち何語で会話しているのか?」

超人的な能力で古代に引き込まれたユーリが

ついた早々現地人と何不自由なく会話しているのが変なのよ〜。

漫画ではその辺りをどのように説明しているのかなぁ?

 

●ウセル・ラムセス:芹香 斗亜

私はポスターの段階から、

キキちゃん(芹香さん)の浅黒いメイクが好きでした。

この役名ではピンとこなかったんですが、

ラムセスってエジプトの王子だったんですね。

まずキキちゃんの第一声を聞いてびっくり。

今まで以上に声量、滑舌ともに良いお声です。

キキちゃんに関しては、今回、ストーリーと別のところで、

いたく感激したことがありました。

私は、キキちゃんのお母様である白川亜樹さんの舞台も拝見しています。

そしてキキちゃんの舞台を見るたびに、

お母様に似ているなぁ〜と思っていたんです。

声も含めて。

ところが、今日、目を伏せたラムセスの表情にびっくり。

山沖之彦選手だ!

キキちゃんのお父様、山沖選手は阪急ブレーブスのピッチャーでした。

あの時代の阪急ブレーブスはね、強かったんですよ。本当に。

マウンドで、手元のボールを見ていた

伏し目がちの山沖投手の面影がキキちゃんとかぶって見えて、感激!!

いやー、遺伝子ってすごいですね。

私は昭和生まれでよかったですよ。

こんな命の繋がりを見られるなんて、

子どもの頃には想像もできなかったです。

話が逸れましたね、キキちゃんのラムセスは

サバサバした感じの良い男でした。

原作もそうなのかどうかわからないけれど、

このドラマ、男性がみんな魅力的だわ。

 

●ウルヒ・シャルマ:星条 海斗

●ナキア:純矢 ちとせ

いつも二人で登場するんです。

最初は単純に、この二人がワルなんだなと思っていたのですが、

そうとも言い切れない部分が徐々にわかってきて、

最後はジワーッと滲み出すものがありました。

 

●ネフェルティティ:澄輝 さやと

今日一番の驚きでした。

途中まで見ていて、自分が澄輝さんを見落としているのかと、

心配になっていました。

女性だったんだ!

表情を変えないエジプトの女王陛下の中にある

いろいろな感情が悲しかったです。

良い役だなぁ。

 

●黒太子マッティワザ:愛月 ひかる

おいしい役です。

黒いコスチューム、顔の傷(?)、

長い黒髪、何もかも好みでした。

ただ、彼の戦ったあとには赤い血の川ができる…と言われていたのに、

ユーリとの立ち回りが五分と五分。

え、弱くない?!と納得いかない気持ちでいっぱいになりました。

私がセリフを聞き逃したのか、何かを見逃したのか、

いつのまにかカイルの味方になっていたのもハテナでした。

しかしそんなことはどうでも良いの。

こういう黒い役が好きな私にはたまらなく魅力的でした。

 

●妃:花音 舞

●妃:綾瀬 あきな

●妃:愛白 もあ

●妃:花咲 あいり

●妃:桜音 れい

●妃:愛咲 まりあ

 歌がうまくて、聞いていて気持ちが良いです。

 宙組はコーラスも美しいんですよ。

 

●ザナンザ・ハットゥシリ:桜木 みなと

 カイルの弟。心優しき王子が、桜木さんの笑顔にぴったりでした。

 

●ティト:愛海 ひかる

 カイルの従者少年ティトは思いの外大きな役でした。

 愛海さんはちょっとハスキーな声をされているのですが、

 滑舌が良くて、セリフが全部すっと頭に入ってきます。

 最大の見せ場では、緊急事態に声を高ぶらせているのに、

 きちんとセリフが聞き取れるので、

 ティトがどんな気持ちで何をしようとしているのかが

 客席に伝わってくるのでした。

 

ここでちょっとした幕間休憩を。

新宝塚ホテル建設のため、以前あった記念撮影スポットが、

バウホールの楽屋入口下に移動していましたよ。

 

{BC51DFE9-AE4A-4E7D-BB3A-25B691594961}
 

 

さて、岡田敬二先生の『シトラスの風 ーSunriseー』は

安心してみていられる作品でした。

早いもので、宙組が誕生して20年になるんですって?!

その記念に、宙組誕生時に上演された『シトラスの風』に

新たなテイストを加えたこの作品が上演されることになったのでした。

「明日へのエナジー」は宙組の宝物的な場面ですね。

コーラスの美しさに鳥肌が立ちました。

衣装の配色も美しくて大好き。

特に、星風まどかちゃんが着ていた白いワンピースに白い帽子、

ワンポイントの幅広リボンのお衣装と、

一緒に出てきたトリコロールのストライプスーツが

とっても可愛かったです。

 

昭和人間の私としては、

南佳孝『パラディッソ』、

『ミスター・ボージャングル』、

『アマポーラ』と続く音楽が嬉しかったです。

 

珍しく、大階段を背景にしないデュエットダンスの後、

真風さんが一人舞台に残った状態で、

中吊りがあがると大階段に白い燕尾服の男役集合という流れは

客席から軽いどよめきが起こっていました。

私も「おお!」と思いましたね。

美しすぎる!かっこよすぎる!

 

フィナーレでみんなが持っている羽扇が優しく美しく、

緞帳が降りた時に、なんとも言えない満ち足りた気持ちになりました。

 

 

キキちゃんの組み替えで、宙組には

真風涼帆、芹香斗亜、愛月ひかるという新たなトライアングルができました。

ビジュアルが整っている上に、

どんな役が来ても堂々と演じられるであろう経験の持ち主ばかり。

特に芹香さんと愛月さんが同期だからなのか、

パワーバランスが絶妙で、トップさんをしっかり支えているように見えます。

大人の話やハードボイルドも似合いそう。

これからの宙組公演が楽しみです。

 

 

追伸

ぼーっと群舞を見ていて

「好みのスタイルの男子発見!」

と思ったら、宙組でいつも注目している実羚淳でした。

頭身、肩の張り具合、体の厚み(薄さ)など、

完璧に好みの体型なのですよ。

お芝居の方は神官で、なかなかやりどころがないように見えましたが

ダンスの美しさはやっぱりすごいと思いました。

 

 

 

ブログランキングに挑戦しています。

もし記事を気に入っていただけたなら、

ポチッとクリックよろしくお願いします。

  ↓


人気ブログランキング

茶々吉さんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

    ブログをはじめる

    たくさんの芸能人・有名人が
    書いているAmebaブログを
    無料で簡単にはじめることができます。

    公式トップブロガーへ応募

    多くの方にご紹介したいブログを
    執筆する方を「公式トップブロガー」
    として認定しております。

    芸能人・有名人ブログを開設

    Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
    ご希望される著名人の方/事務所様を
    随時募集しております。