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先週、映画『関ヶ原』を見てきました。

朝8時台の上演でも、けっこうお客様は入っていました。

 

原作は司馬遼太郎さんの『関ヶ原』です。

昔々、読んだ記憶がありますワ。

 

 

 

 

 

 

客席を見回すと、年齢層はかなり高め。

ということは主演である岡田准一さんファンというよりは、

司馬遼太郎さんファンである可能性大。

 

映画もそれを配慮した作りになっていて、

司馬遼太郎さんのモノローグ的な場面から始まり、

途中で挟まれるナレーションも、

原作の地の文を読んでいる感じ。

司馬遼さんへのリスペクトを感じました。

 

キャストは

西軍の将 石田三成:岡田准一

東軍の将 徳川家康:役所広司

 

島左近:平岳大

大谷吉継:大場泰正

小早川秀秋:東出昌大

直江兼続:松山ケンイチ

豊臣秀吉:滝藤賢一

北政所:キムラ緑子

前田利家:西岡徳馬

島津義弘:麿赤児

 

伊賀の忍び 初芽 有村架純

伊賀の忍び 蛇白 伊藤歩

伊賀忍者 赤耳 中嶋しゅう

 

豪華なメンバーです。

 

率直な感想を言うと、

関ヶ原の戦いで、誰がどちらにつくのか、

誰がどのような最期を迎えるのか、

あらかじめ知識があることが大前提なんだなと思いました。

 

大河ドラマで一年を通したとしても、

描ききれないエピソード満載な合戦ですから、

3時間程度の映画だと、あんなことやこんなこと、

詰め込みきれていないのです。

それは責めているのではなく、無理もないなぁと。

 

で、どこをクローズアップして、どこを削るかは監督次第。

石田三成を「愛と義に生きた」と位置付けた原田眞人監督は、

「愛」の部分を大切に描こうとされたようです。

 

私は石田三成が愛したのは淀殿、だと思い込んでいたので、

この映画での設定に最初は面食らいました。

でもよく考えれば、この人がチョイ役なわけがないなぁと、

あとで納得しましたよ。

 

ただ、情愛を描く時間分、他の説明にしわ寄せが来て、

「義」の部分があまりよくわからない感じになっていました。

秀吉が老醜をさらけ出してからの場面が多いので、

「この人(三成)、いったい何をどう思ってこんなに尽くすのか?」

と。

また、三成が守った淀殿と秀頼の姿が

ほとんど出てこないので、

誰のために戦っているのかもよくわからない。

そのあたりは知っていて当然、なのかな。

 

今まで読んだ小説やドラマで、

石田三成のイメージがしっかりある人でないと

わけがわからないかもしれません。

 

私の中の三成は、

私利私欲のない人ではあるけれど、

なんでも型にはめて考えてしまって、

それを自分だけではなく他人にも求め、

追求して行ったため、

他の武将の信望を得られなかった人、です。

 

もったいないなぁと思ったエピソードはたくさんあれど、

冒頭、島津の侍が数人歩いている場面を

「島津の侍もやってきているではないか」

といったセリフ一言で片付けられていたのが残念でした。

そのエピソードだけでも小説になる面白い話なのに。

(池宮彰一郎『島津奔る(はしる)』)

 

個々の役者さんを見ていると、

やはり役所広司の力量が抜きん出ていると思いました。

次に平岳大。

役柄が良いせいもあるけど、目立ちますねぇ。

存在感大きい!

もちろん主役の岡田准一も良いのですが、

時代劇は難しいものだなと思いました。

ところどころセリフが聞き取れなかったです。

セリフが聞き取りづらいのは岡田さんだけじゃなくて、

他の役者さんもそうでした。

唯一、全部のセリフを聞き取れたのは役所広司だけ。

私の耳が衰えているせいかと思ったけれど、

SNSでの評判を見ても、

セリフが聞き取れなかったというご意見は多数ありました。

残念。

 

意外にはまっているなと思ったのが小早川秀秋の東出昌大。

体は大きいのに、頼りなさげな感じがなぜかぴったりで。

 

有村架純と伊藤歩の二人は本当に良い役でした。

この映画の彩でした。

ただ「関ヶ原」に特化するなら、

二人が本当に必要な役だったのかは疑問。

 

儲け役といえば、福島正則役の音尾琢磨。

東軍についた七将は、

途中から誰が誰やらわかりにくくなるのですが、

福島正則だけは最初から最後までバカ丸出しで、

絶対に見損ねることがなかったです。(笑)

 

最後の山場、戦闘シーンは見応えがありました。

でも肉弾戦って怖いわ。

刀、槍、鉄砲といった武器で、ゴリゴリ押し合い、

最後は相手の首を取る……

遠隔操作で近代兵器が飛んでいくのとは又違った恐ろしさです。

近代戦は規模が大きすぎて、絵空事のように感じるのに、

関ヶ原の戦いのシーンには、リアルに痛みを感じるからかも。

 

 

見終わった後、もう一度司馬遼太郎さんの『関ヶ原』を

読み返さねばなと思いました。

 

最後に。

お亡くなりになった中嶋しゅうさん。

もしかしたら映像ではこれが最後の作品では?

味のある忍びを演じておられましたよ。

 

※役者さんのお名前は全て敬称略で失礼しました。

 

 

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