テーマ:

私がパーソナリティを担当している

大阪府箕面市のコミュニティFM みのおエフエムの「デイライトタッキー」。

その中の”図書館だより”は箕面市立図書館の司書さんが選んだ本をご紹介するコーナー。

私は司書さんのコメントの代読をし、そのあと自分の感想も付け加えます。

 

 

今日ご紹介したのは大塚敦子さんの

『犬が来る病院 いのちに向き合うこどもたちが教えてくれたこと』。

 

 

タイトルを見ててっきり、介護犬やセラピー犬のお話だと思い、

犬好きな私はウキウキしてページをめくったのですが、違いました。

セラピー犬の訪問活動を軸として、

難病と闘う子どもたちの姿を紹介した本だったのです。

よく見ればサブタイトルに書いてありますね。

命に向き合うこどもたち、と。

 

「犬がくる病院」とは聖路加国際病院 小児病棟のこと。

日本で初めてセラピー犬の訪問を受け入れたのだそうです。

小児病棟にセラピー犬を受け入れるについては、さまざまな問題があります。

小児がんや、白血病などで免疫が落ちている子どもたちもいれば、

動物アレルギーの子どももいるかもしれません。

しかし、子どもたちの病院生活の質を向上させようと、

関係者の皆さんが一つ一つ問題を解決されたのでした。

聖路加国際病院といえば、今年105歳でお亡くなりになった

日野原重明名誉院長。

日野原さんはセラピードッグを小児病棟に迎えることに

賛成されていたそうです。

 

この本の前半では、病院に犬が来た日の子どもたちの様子が

写真とともに描かれていて、読んでいると心がほんわか温かくなります。

苦しい治療を一時忘れて、犬と触れ合うときの笑顔の素晴らしさといったら。

 

もう一つ、子どもたちの病院生活に張りをもたらしていたのは「学校」でした。

学校に行けない子どもたちにとって、週に数回開かれる病院内の学校は

「普通の生活」を送っている実感をもたらしていたのです。

 

この本の後半では、犬との触れ合いや学校で

目を輝かせていた子どもたちの闘病生活が描かれています。

聖路加国際病院の小児科では、子どもであっても

病気のことや治療方針を説明するようにしているそう。

子どもに酷な現実をわからせるなんて、と感じるかたもおられるでしょう。

しかし、小児ガンや白血病の治療は、

何も知らない状態で受けるにはあまりにも厳しいのです。

たとえまだ5歳や6歳の子どもでも、

自分の病状と向き合わなければ耐えることができないのです。

 

翔太くんは小学5年生のときに、潰瘍性大腸炎で

聖路加国際病院小児科に入院することになりました。

死に直結する病気ではありませんが、通常の生活が難しいほどの症状です。

翔太くんは入院当初、自分が大変な病気であり、

いろいろなことを我慢して闘病せねばならないことを理不尽だと感じていたようです。

しかし、自分より年少の子どもたちが抗がん剤治療などに耐えている姿を見て

思うところがあったようです。

この入院で翔太くんは「将来は医者になりたい」と決めました。

毎日毎日辛い治療に耐える子どもたちと、

朝から夜までその子どもたちに向き合い治療をする医師の姿を見て、

そう思うようになったのだとか。

やがて翔太くんは退院し学校生活に戻るのですが、

クラスメートが幼く見えた、とのちに語っています。

命と向き合う子どもたちと一緒に過ごしたからでしょう。

 

翔太くんのように「犬が来る病院」から退院できた子どももいれば、

幼くして人生を終える子どもたちもいます。

そのことをどうとらえれば良いのか。

月並みですが、それぞれが生きている今を大事にするしかないのかも知れません。

 

 

ブログランキングに挑戦しています。

もし記事を気に入っていただけたなら、

ポチッとクリックよろしくお願いします。


人気ブログランキング

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。