バズるって「SNSとかで拡散される」みたいな意味合いで使われるみたいだけど、要は情報が広まるみたいなイメージのようですね。

だとしたら、たとえばTwitterならいいねとかリツイートの数だったり、ブログならアクセス数とかいいね、YouTubeなら再生回数とかが一つの"バズる"の基準になるのかなって思います。




いいねとか、リツイートとか聞くと思い出すのが、やっぱり俺もバズりたいなって思っていた時期があったということ。おもしろいつぶやきをしたい。すごい瞬間を撮って載せたい。ひと昔前に流行ったバカッターまではいかなくとも、そういう風に考えてたこともありました。




で、それからブログとかもはじめるようになって、少しずつ気付いたのが、バズりたいという気持ちありきで考えて、何になるのかということ。流行りのものでも載せようか、大喜利みたいなことを書こうか、そんなことに躍起になっていたら、自分の書きたいことが書けなくなってしまうなって思ったのです。

そして、やっぱりフォロワーが少なけりゃなかなか難しい。かといってフォロワーを増やすことに躍起になっても、あまりつながりすぎるのも窮屈に感じてたし、どうでもいい人をフォローしてもフォロバ(フォローし返してくれること)されなかったら何も得しないし。そんなわけで、諦めていました。

ブログだって同じ。まるでフルーツバスケットのように時代から数えたら4年以上もブログを書いてるので、どんなことを書けばアクセス数とかいいねがそれなりに稼げるかがなんとなく分かります。けど、そこに躍起になっても、やっぱり自分の書きたいことを書けなかったら意味がないわけです。別にブログでお金を稼いでるわけでもないし。




けれど、意図しないときにバズることって、意外とあるんですね。




今年の5月か6月か忘れたけど、某グループのメンバーがお酒がらみの問題を起こして、グループを脱退したっていうことがありました。

で、俺はそのときに違和感を持ってて(前回の記事もそうだし、違和感を持ちすぎだろってなりますね)、それがなにかというと、やっぱり前回の記事同様、ネット世論が勝手すぎることでした。

というのも、この問題が発覚したときに、まず当の本人が会見をしました。そのときに彼はグループに残りたいという旨の発言をしていて、それが自分に甘すぎるだろと大バッシングを受けたわけです。そして次に、所属グループの他のメンバーが会見して、実は問題を起こした本人が他のメンバーたちの前で辞表を出していたということが判明しました。でもそのときにそのグループのリーダーは、どうすべきか困ってその辞表を保留にしていたのですが、それに対して早く受理しろよ!みたいなネット世論があったのです。

で、このニュースが大々的に取り上げられたし、そういうネット世論もあってか、けっきょく本人はグループを脱退しました。そしたら今度は、そこまでしなくてもよかったとか、やり過ぎだみたいな声がネット上にあふれたのです。




この一連の流れを見ながら思ったのが、最初のバッシングと結果に対する反応が180度違うということにおかしいなと。そして、普段ならブログに書いてたであろうこのおかしいと思った話を、当時はブログをやっていなかったので無理やり140字に詰めてツイートしたわけです。

そしたら、リツイートが10件以上で、70近くのいいねがそのツイートについたのです。世の中には何千何万ものリツイートとかいいねのあるツイートもありますが、俺にしては驚きの数字でした。Twitterの通知のマークの横の数字がしばらく消えませんでした。




規模は小さいけど、あぁ、これがバズるってことか…。って思いました。




…でも、じゃあバズったところで俺の知名度が上がったり、フォロワーが増えたりしたのかと言うと、そんなこと皆無で。

まあ、もっと大きい反応なら多少はフォロワーが増えたりなんてことはあるんだろうけど、そうなったらそうなったでこれからもバズること言わなきゃいけないっていうプレッシャーにもなる気がするし。たまにめちゃくちゃバズったツイートをした人が「めちゃくちゃフォローしてきますが、普段はオタクっぽいことしか言いません」っておことわりをしてるのも見かけるほどです。




だから、お金稼ぎでSNSやってる人は別ですが、バズったところで、……で?って感じです。だからこれからも、そんなことを気にせずに俺は書きたいことを書き続けます。






ところで、やっぱりバズって有名になりたいって人たちは、今の時代わりといるのかなって思います。特にそう感じるのがTikTokのブームです。

俺は投稿したことも見たこともインストールしたこともないんだけど、TikTokの記事とかを読むと、やっぱりバズって有名になりたい女子高生たちが中心に投稿してたりするようです。

YouTuberも、稼ぎたいって理由でやってる人たちもいると思うけど、やっぱりバズって有名になりたいっていう理由で始めてる人もいるだろうし、むしろひと昔前のYouTubeはそんな人たちがくだらない動画をあげていた時代だった気がします。




まあ最近、そういうSNSで有名になった人たちがテレビに出たりネットニュースで取り上げられたりもするからなのか、そういう志向の人たちが増えてきてるのかなと。




俺の高校時代、授業中誰も発言しなかったら「日本人はシャイだからダメなんですよ」って説教してた先生がいたような気がします。

けど、そんなシャイな日本人も、SNSの発達という時代とともにもしかしたら減ってきてるのかもしれないなって感じる最近です。