審査員講評と、私の原稿。「原稿の力」で勝負しました | アイケーブリッジ 幡野泉の韓国語・中国語ブログ

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虎ノ門のアイケーブリッジ外語学院、幡野です。韓国留学後、韓国語学校を設立。中国語やロシア語講座も開始。海外の文化、言語が好きで、橋渡し業に使命感を抱いています。家に帰れば二児の母。夫と夫の両親との6人家族。仕事のこと、プライベートのこと自由に書いています。


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中国語スピーチコンテスト全国大会の続編(おまけ)ですパー


結果発表時、審査員の講評は、東京外国語大学の加藤晴子先生が代表でされました。その内容もとてもためになる内容だったので、語学学習に興味のある方に是非ご紹介したく、また私も忘れたくないため、簡単にまとめたいと思います。また、最後にスピーチ内容を、日本語、中国語の順で載せておきます。5分のスピーチです。


宝石ブルー年々レベルが上がっている


昨年も「今年はレベルが上がった」と思ったが、今年はそれを超えていた。このまま行ったら、どうなってしまうんだろうと思うほどだ。


(→2年前に比べ、私も上がっていると思いました)


宝石緑声の質も重要なポイント


その「声の質」も、伝える、という場面、いわゆるスピーチの際には重要なポイントになる。


(→通訳クラスの先生がよく強調されていることです。私も昔、通っていた通訳学校で、’声だけは(笑)’よく褒められました。また、よく受講生の方で「現地に行って通じなかった」と嘆く方がいらっしゃいます。皆さん、ご自身の発音のせいにされがちですが、声の大きさや声の質も関係していることが多いと思います。「質」というとどうしようもないように聞こえるかもしれませんが、良く通るか、ということでしょうか。今回、お腹から声を出す練習をしました)


宝石紫少し歳のいった女性陣の活躍が目立った


高校生・一般の部において、(仕事や子育てなど)いろんな経験を経た女性の皆さんが目立った大会だった。


(→30~40代で、仕事や家庭をもちながら中国語学習をし、発表されていた方が確かに多かったし、その発表内容はどれも深く考えさせられる良い内容が多かったです。懇親会で、「年齢が少しいった」って、私たちですねぇ~と笑いあっていました。韓国語で言う、アジュンマべーっだ!


宝石白行語やなどを巧みに使用して効果的な発表があった


ご自身の名前と中国語の言葉の遊びを使い、表現された方がいて印象的だった。


(→ちなみに去年の大会は「お・も・て・な・し」が流行していました(笑)。ことわざや流行語、方言などを巧みに題材に使うと、原稿にパンチ力が出て、引き締まるし、聞いていても面白いですね)


宝石赤身近なふれあいだけでなく、その先の何かを


大学生部門において、中国の人との触れ合いなどを表現した発表内容が多く、とても良いのだが、それで終わらずに、もう一歩踏み込んだ内容が欲しかった。


(→若者ならではとも言えますが、「中国人と実際ふれあって、こんな印象をもった。日中は政治的には難しいけれど、直接話すと理解できる」というような内容が多いのですが、確かに、私も少しワンパターンに感じなくもなく、「原稿の力」としてはどうしても物足りなさを感じますね)


宝石緑質疑応答の際に、普段の発音の癖が出ていた


スピーチ発表のときは問題がないのに、質疑応答で普段の発音の癖が出てしまうケースが見られた


(→私も思いました。スピーチはバッチリ練習していっても、質疑応答では普段の会話力が残酷なほど如実に表れるんです。普段の会話の発音もよくなるよう、質疑応答のために文章をたくさん準備し、その練習も手を抜かずに行えば、普段の会話にも発音の良さが反映されるはず)


宝石ブルージェスチャーは適度に


ジェスチャーを用いるのは良いが、やりすぎたり、内容に合わないものは逆効果となる。


(→「全国大会はジェスチャー必須」のような通念がありますが、内容と合ってこそ効果的なんですね。詩朗読部門の講評でも続先生が、「内容的に、淡々と読むべき文章はそれでも良い。力をこめなくて良いところで強く長く読んだりすると逆に違和感を覚える」というようなことをおっしゃっていました。ちなみに、個人的にはジェスチャーの使い方が唸らせられるほど素晴らしかったのは、東京オリンピックの誘致委員の皆さんのプレゼンひらめき電球私の発表は「かるた」を題材にしていたので、ジェスチャーは効果的に用いたと思います)


以上です。それでは最後に、思いの詰まったスピーチ原稿をご紹介しますニコニコ



ダイヤ私と「漢詩かるた」を愉しみましょうダイヤ 


皆さん、こんにちは! 今日私がここに立っているのは、皆さんにあるとても面白いゲームをご紹介したいからです。そのゲームとは東京都日中友好協会が開催している「漢詩かるた」です。二年前に初めて参加した私は、すっかりその虜になってしまいました!


皆さんも中国の古詩が日本語で「漢詩」と呼ばれていることをご存知でしょう。例えば「春暁」「楓橋夜泊」などが日本ではとても有名です。「かるた」は日本の伝統的ゲームで、主に、日本の古詩、いわゆる和歌を用いて遊びます。これは主に新年に遊ばれるため、東京都日中友好協会は中国の春節の時期にこのイベントを行っています。


「かるた」の遊び方は、まず広げて並べられた、下の句が書かれたカードを何人かで取り囲み、別の一人が読んだ和歌の上の句を聞いて、その上の句と対になるカードを競い合って取ります。最も多くカードを取った人が勝つのですが、熟練している人は上の句が読まれた瞬間に下の句のカードを取ってしまいます。


協会の「漢詩かるた」は、和歌に替え、中国の漢詩で行うものです。私が最初に参加したとき、私の中国語レベルはまだまだだったので、ただ見学するつもりでした。しかし、当日空席が生じ、私はためらうことなく手を挙げ参加しました。その日は二人の娘も会場にいたので、二人がつまらないと思ってしまうのではないかと心配していましたが、思いもよらないことに、中国の漢詩の独特なリズムに興味津々でした。そして私に「ママ、がんばって!」と声援を送ってくれたので、力が湧きました。


カードが読まれると、参加者は耳をそばだて、カードの上で屈みこみながら、聞き逃すまいと、うずうず、そわそわ、広げられたカードを見渡します。中国の漢詩は一般的に4行ありますが、カードには後半の3,4行目が書かれています。聞き取った詩が目の前の漢詩カードと一致したとき、すぐに手を伸ばしカードを叩きます。このときの感動と快感は言葉で表すことができません!


一般的には2行目を聞き終えたらカードを探し出すのですが、中国の漢詩に詳しい人や「漢詩マニア」の場合は1行目が読まれるとすぐにカードを取ってしまいます。本当にすごいです!


参加者には日本人もいれば中国人もいて、おじいさんもおばあさんも、そして大学生や小学生もいます。ある大人は意識してカードを子供に譲ったり、中国人と日本人の間で遠慮し合ったりします。このような温かい雰囲気が、私はとても意義深いことだと思っています。


中国の文化は深く、広いです。中国文化が好きで、そして中国語を勉強する外国人にとって、このような中国文化を日本の伝統ゲームに応用して体験することができるというのは、まさに一石二鳥。素晴らしいことです。日本は国土が小さくなおかつ島国なので、昔から積極的に外国文化を取り入れ、自国に合うよう変え、それを浸透させてきました。


このゲームに魅了された私は、昨年の春節の時期、自身が運営する語学学校で春節イベントを行い、東京都日中友好協会から漢詩カードを借り、漢詩かるたを行ってみました。すると参加者の皆さん異口同音に「またやってみたい!」とおっしゃるので、今年の春節イベントでも開催したいと思っています。百聞は一見に如かず。ぜひ皆さんもこの興奮と面白さを一度体験してみてください!



ハート跟我玩儿古诗纸牌ハート  



大家好!今天我站在这里,想给大家介绍一个非常有意思的游戏。这个游戏是东京都日中友好协会举办的「かんし(汉詩)かるた」。两年以前我第一次参加他们的活动,接着我被它完全迷住了!


大家也知道中国古诗的日语叫「かんし(汉詩)」。比如说「春晓」「枫桥夜泊」在日本也非常有名。「かるた」是日本传统的游戏,主要用日本古诗也就是说和歌来玩儿。


「かるた」的玩法是先摊开写有下句的纸牌,几个人围着摊开的纸牌听一个人读和歌的上句,抢先找出对应上句的纸牌,得到纸牌多的人胜出,熟练的人在上句刚读开头就已经找到下句纸牌。因为它一般多在新年期间玩儿,所以东京都日中友好协会在中国的春节时举办了这个活动。


他们的「かんしかるた」是把中国古诗代替和歌部分。我第一次参加的时候,我的汉语水平有限。所以我以为只是观看,但是当天发生空缺,我就毫不犹豫地举手参加了。那天我两个女儿也在现场,有点儿担心他们会觉得没意思, 没想到他们对中国古诗特有的节奏韵律非常感兴趣,对我喊着“加油,妈妈!”为我打气 。



要开始读纸牌了,大家耳朵竖起来趴在纸牌边上,跃跃欲试,就怕自己听错了。中国古诗一般有4行,在卡上面只写着后面的第3,4行。听懂的诗句和眼前写着古诗的卡一致时,马上伸手去拍卡片。那时的激动和快感可以说难以用文字来表现!


一般情况下听完第2行诗句后才能找到卡片,但是对中国古诗熟悉的人,或者是“古诗迷”的话,开始读第1行时就马上去拍卡片了。真的太厉害了!



参加的人不但有日本人还有中国人,有老大爷,老奶奶,还有大学生,小学生。有的大人会有意识地把纸牌让给孩子,中国人和日本人之间也会有互相谦让。这样温暖的感觉我也认为非常有意义。



中国的文化博大精深,对于喜欢中国文化和学习中文的外国人来说,能有这样一个把中国文化用日本传统游戏的形式来体现的活动,真是一举两得啊! 太棒了! 日本的国土很小而且是岛国,所以从古到今积极引进外国的文化,来改变自己的国家,并让它渗透。


这种游戏的魅力让我余兴未了,去年春节的时候,我在我开办的语言学校春节活动里,借来了东京都日中友好协会的古诗卡片,举办了古诗纸牌游戏。参加的同学和来宾们异口同声地表示「想再玩儿!」。今年的春节活动,我想我还会举办的。百闻不如一见。大家也体验一下这种兴奋和乐趣吧!

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