元大阪府知事、元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が3日、カンテレ(関西テレビ)の情報番組「旬感LIVE とれたてっ!」に生出演。盟友でもある吉村洋文大阪府知事の発言について、「冗談でも言っちゃいけない」と指摘した。


 吉村氏は3月に開催された「維新タウンミーティング」で、大阪・関西万博について、「今、批判してるね、名前言いませんけど、モーニングショーの玉川徹。今批判するのはいいけど入れさせんとこと思って。『入れさせてくれ』『これ見たい』と言ってももう禁止」などと発言。“出禁発言”などと批判が集まっている。

 橋下氏は「僕も政治家時代、コメンテーターに対し、『バカ!』『ボケ!』…ものすごいののしってたんですよ」と振り返り、「でも今回の吉村さんには、まずいな、と思ってる」と言及。自身は政治家時代、「政治的に見解がぶつかって、人格攻撃されたら、100倍返し、とかやりますけども。自分の行動で相手方の自由を奪うようなことはまずい、出禁とかペナルティーとかはまずいと思ってた」と自分の中で「基準」を設けていたと説明し、「お前、『アホ、ボケ』の方が悪いだろ、って言われるかもしれませんが」と言い分を伝えた。

 地域政党「大阪維新の会」を結党した橋下氏は、「維新、というのは、自由をものすごい重んじる政治グループだと、僕は作ったつもりなので。今回、政治的な発言を越えちゃって、ちょっと自由のところに踏み込んで、冗談でも言っちゃいけない」と批判。「コメンテーターの僕が言う分にはいいと思うんですよ。(公権力のない)民間人だから。今回の吉村さんのは、いくら維新の政治集会の中(の発言)でも、これはちょっとやりすぎだと思います」と語った。

デイリースポーツから(引用)
2024/4/3