大阪府警富田林署から逃げ、窃盗などを繰り返したとして、加重逃走などの罪に問われた樋田淳也被告(32)に対し、大阪地裁堺支部は3日、懲役17年(求刑・懲役18年)の実刑判決を言い渡した。

 樋田被告は2018年8月、富田林署で勾留中に面会室の仕切り板を壊して逃走。盗んだ自転車で四国や中国地方を転々とした後、同年9月29日に山口県内で万引きしたとして現行犯逮捕された。自転車旅行者を装い、食料品など生活に必要な物を盗みながら約50日間にわたり移動し続けたとされる。

 逃走前の強盗致傷や強制性交等などの罪を含め、計21件で起訴。堺支部は20年5月、このうち18件について有罪か無罪かを判断する「部分判決」で、17件を有罪としていた。【高田房二郎】

毎日新聞から(引用)
2020/7/3