少量でも蓄積されている場合、
副腎に大きな負担がかかっています。
老化とはそういった有害物質が蓄積すること
との戦いではないかと、個人的には思います。
有害金属は、普通に生活をしていても
少しずつ体内に入ります。
例えば、水銀はアマルガムだけでなく、
マグロなどの大型回遊魚に高濃度に
蓄積されていますので、そこから日常的に、
普段の食事から体内に入ってくる訳です。
日本でよく食べられている魚の水銀濃度は、
以下のとおりで、やはりマグロが多いです。
まぐろ:0.68ppm
かつお、ぶり:0.15ppm
さば、ツナ缶:0.14ppm
タイ:0.10ppm
※ppmは100万分の1を表す濃度の単位です。
ツナ缶は意外と少ないですが、
常備性から多く摂取できてしまうので、
気をつけたほうがいいかもしれません。
国立水俣病総合研究センターの資料では、
体の水銀は減らせるとして以下のように説明しています。
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メチル水銀は体にたまり続けるのではなく、
少しずつですが、糞便や尿として排泄されており、
約2ヶ月で体の中のメチル水銀は半分になります。
しかし、普段の食事から摂取されますから、
食生活(魚の食べ方)の安定している人では、
排泄量と摂取量がほぼ等しく、
体内の水銀の量はほとんど変わりません。
魚に含まれるメチル水銀の濃度は
魚の種類で大きく違います。
もし、体内の水銀を少なくしたいのであれば、
普段食べている魚の種類を変えるだけで、
十分な効果があります。
ところが、魚は不飽和脂肪酸など、
体に必要な栄養素を豊富に含みますので、
むやみに量だけを減らすのは考えものです。
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魚は種類を選んで食べると良いということですね。
医科歯科連携診療普及協会
事務局 岸正浩