素敵な出会い | Parisの怒りマンボーのフランス愚痴日記

Parisの怒りマンボーのフランス愚痴日記

あこがれの花の都パリ、フランスの優雅な生活~~と現実は大違い。
8年のパリ生活で、穏やかだった私は怒りマンボーへ変身し、お馬鹿で自己チューなフランス人に怒り狂う毎日。
きらびやかなフランスのダークな面々をまきちらす、怒れるフランス愚痴日記です。

6月最初に、私が仕事している間、旦那が息子を公園につれてってくれました。

 

仕事終わってから合流すると、息子がしらない男の子と楽しそうに遊んでいて、横にお父さんが座っていました。

「息子と遊んでくれてありがとうございます」

って私は必ず相手の親にお礼を言いに行くのですが、旦那はそのお父さんと離れたところで携帯みてました。

いつものスタイル。

お父さん、退屈じゃないのかなってちょっと心配になりました。

 

その翌日、同じ公園に私がトマトを連れて行くと、またその親子がいました。

気が合うみたいで、男の子は一緒にいた子と離れて、うちのトマトにボールで遊ぼう!と言ってくれました。

その時に、

「昨日も今日も本当にありがとうございます。うちの子喜んでますー」

ってお父さんに話したら、そのお父さんが

「うちの子は実はベルサイユに住んでいて、2週間に一度週末だけここに来るので、友達がいないんです。こんなに気があってうれしい」

と話してくれて

「また2週間後の週末にくるので、その時に遊べたらうれしいし、連絡先を」

と携帯を取り出しました。

 

結構これまで、公園やバカンス先で娘が誰かと仲良くなって「ママーまた遊びたいから連絡先聞いて!」と言われても、私は相手の顔色をすごく伺ってしまいます。

フランス人によっては、アジア人と子供たちが遊ぶのをいやだと思っているかもしれないし。

昔スキーで泊まっていたホテルで、連絡先をお尋ねしたら、フランス人のお母さんは快く紙に書いてくれましたが、その横でご主人がめちゃくちゃ嫌そうな顔をして、奥様をにらみつけていたことがあったんです・・・。

ちょっとしたトラウマ。

だから人に連絡先を聞くとかって、ちょっと難しいなと思っています。

 

でもそのお父さんは自ら携帯を取り出して連絡先を教えてくださったので、なんかほっとしました。

トマトもめっちゃ喜んでました。

 

子供たちが遊んでいる間、私もそのお父さんといろいろ話しました。

なんかアメリカに留学したことがあるとか、ベトナムやアジアの国を3か月旅行したり、南アメリカに3か月行ったことがあるとか。

フランスを出たことがないガチンコのフランス人だと、外国人の人に興味なんかないって態度の人が多いですし、こちらのフランス語の発音が悪いと「は???」って露骨な顔をしたりしますが、このお父さんはそんなことがなくてよかった。

それは、外国に住んだり行ったことがあるからなのかなぁと思いました。

 

その2週間後、連絡がきて別の公園で待ち合わせをして、ピクニックしました。

お菓子やハムやチーズ、ビールをもっていって、私はお父さんとおしゃべり。

子供たちはめちゃ楽しそうに二人で遊んでましたクラッカークラッカークラッカー

なんか子供たちは気が合う上に、全然ケンカにならない、譲り合うし、教えあう。

なんかトマトにいいお友達ができて本当によかった!!!ドキドキドキドキドキドキ

 

私はお父さんとおしゃべりしていて、1年半ぶり?にフランス人とフランス語で話してる感じでした。

そのお父さんが出社は週に2回、あとはテレワークだそうで

「同僚と話せる機会が週に2回くらいってぴったしかんかんでうらやましいー。私は100パーセントテレワーク」

って仕事の話もできるし、子供の教育とか好き嫌いとか、いろんな話ができて、めちゃ楽しい。

しかもめっちゃお寿司好きみたいで、サーモンの話をするとつきない((´∀`))ケラケラ

なんかめちゃくちゃ久しぶりに普通の人と普通の会話をしている気分!!

当たり前だけど、私に見当違いなことを話しまくったりもしないし、自分の価値観おしつけたりしないし、怒鳴ったりもしないし。

(旦那は全く普通じゃないし、普通の会話もままならない・・・ゲロー)

 

そう、まるで船が沈没して無人島に30年いた人が、漂流してきた人間をみて

「久しぶりの人間!!!」

みたいなくらいの感覚でした。

神様、私に「普通の人」を与えてくれてありがとう、な気分。

来週末にまた会えるのが楽しみです!!!