さようならトム | Parisの怒りマンボーのフランス愚痴日記

Parisの怒りマンボーのフランス愚痴日記

あこがれの花の都パリ、フランスの優雅な生活~~と現実は大違い。
8年のパリ生活で、穏やかだった私は怒りマンボーへ変身し、お馬鹿で自己チューなフランス人に怒り狂う毎日。
きらびやかなフランスのダークな面々をまきちらす、怒れるフランス愚痴日記です。

アイコンママブロネタ「日々のできごと」からの投稿


ブログ更新していない間に、本当にいろんなことがあった。
何よりも悲しかったのは・・・うさぎさんのトムくんがなくなったこと。


フランスの革命記念日が7月14日で祝日、15日は飛び休に16日17日は土日だから、4連休になる前夜の7月13日。

私が夜帰宅すると、トムの様子が変。
なんか寝ているというよりは、倒れ掛かっている感じに見えた。

ケージを開けると、自分の家の中に入ろうとするのだけれど、足に力が入らないみたいで、床をすべるようにしながら、なんとか家の中に入ってぐったりと寝転んだのでびっくり。抱き上げても、バタバタ暴れてくれない。元気がない!

私がトムを抱っこして「トムの様子がおかしい!」と言っても、旦那は「寝てるだけだろ」と。
私はとても心配で、夜ソファに横になって、バスタオルに寝かせたトムをかかえるようにしてして、ずっと頭やおなかをなでていた。

時々立ち上がろうと動いたけれど、足に力が入らないみたいで、また静かに横になったり。

トムがうちにきて、6年。うさぎさんは5年くらいが寿命と聞いていたので、いつかこういう日が来るかもとは思っていたけれど・・・
明日祝日だけどどこの動物病院だったら見てくれるんだろう、うさぎさんでもみてくれるところってどこだろうと、いろいろ考えていた。

そして私もうつらうつらしていた時、ふと、トムのおなかに当てた手で感じていた鼓動がなくなくなったのを感じ、がばっと起き上がってお顔をみたら・・・いつもヒクヒクさせているお鼻もうごいてなかった。

7月13日明け方の4時44分だった。

トムにしてあげたかったこと、してあげられなかったことの後悔が山のようにあって、悲しいだけでなくて申し訳ない気持ちでいっぱいで、本当に泣いて泣いて泣き明かした。
でも朝になって、トムが冷たいケージの床で亡くなっているのを発見したのではなくてよかった・・・。
一晩一緒にソファーで抱っこさせてくれてありがとう。本当にありがとう。

翌朝娘は号泣。
意味がわからない息子は、今までひっかかれそうでかみつかれそうで・・・触るのがちょっぴりこわかったトムが、さわり放題、抱っこし放題なのに大歓喜!

キッキとトマトはかわりばんこにトムを抱っこして写真とったり、一緒にベッドに横になったり。
暑いから埋葬までに長くはいられないと思い、その日も一日トムの横ですごした私は、夜ももう一晩、ベッドにバスタオルを引いてトムを寝かせ、私はその横で眠った。
キッキもトマトもトムの横に寝たがって、みんなでトムの横を取り合いしながら。

旦那曰く、フランスでは獣医のところに連れて行って、専門の火葬場にもっていってもらうか、大きな公園に埋葬するのがいいらしい。
フランス人なんて適当だから、獣医さんのところか火葬場で他のわんちゃんやねこちゃんと間違えられるかもしれないし!
私は自分で公園に連れて行って埋葬することにした。

トムがなくなった翌々日、徒歩20分ほどのところにある大きな公園に家族全員で行って、スコップで穴を掘ってトムを埋葬した。
埋葬の瞬間は号泣しながら私とキッキでしたので、トマトはその後もずっと「トム?トム?」と捜している。

一昨日の日曜日は、早速キッキとトマトとトムのお墓参りをしてきた。
野犬に掘り起こされたりしてないか心配だったけれど、大丈夫だった。
子供達とお花をつんでお墓に飾って、「またくるね!」と挨拶してきた。

もっと書きたいこといっぱいだったけれど、仕事のランチタイムなのに泣けてきて、これ以上かけません・・・。