意地悪な子 つづき1 | Parisの怒りマンボーのフランス愚痴日記

Parisの怒りマンボーのフランス愚痴日記

あこがれの花の都パリ、フランスの優雅な生活~~と現実は大違い。
8年のパリ生活で、穏やかだった私は怒りマンボーへ変身し、お馬鹿で自己チューなフランス人に怒り狂う毎日。
きらびやかなフランスのダークな面々をまきちらす、怒れるフランス愚痴日記です。

皆さん、ブログ意地悪な子  へたくさんのコメントやご意見、本当にありがとうございました!頂いたご意見を何度も読み返し、いろいろ考えたりしました。


私は娘に対して、「かわいそうとか」心の中で思っても、決して娘には言わないようにしています。逆に、娘がいないとき自分の友達の前でとか、このブログで、心の中で思ってることを言ってしまう感じです。


学校で 


「XXXXしてくれないんだったら、もうキッキなんて私の友達じゃないからね!」


といわれたら、娘は悲しくなってるようですが、


「そんなこと言われたらもうそんな子、二度と遊ばなくていい!! 『いいよ、そんなこというあなたなんて私の友達じゃない。二度と遊ばないから、私に近づかないで』って言うの。ほんとに遊んじゃダメ。遊んだらなめられる!(`×´)」


って言います。


「あとでまたその子がよってきても、遊んじゃだめよ。 『さっき、友達じゃないって言ったの誰?もう忘れたの?また遊びたいんだったら、二度とそんなこと言わないって約束して。今度いったら絶対許さないから」 ってはっきり言え! 』


とか、きついくらい言います。

娘のためというのもそうですが、なんか相手の子に私がムカついてるから、「やりかえせーー!そんなこと言う奴、許すなー!!\(*`∧´)/ 」と言ってる感がありますが(^^; ⇒ それはちょっとやめた方がいいかもあせる


娘も最初のうちは、


「フランス語でそういうんだぁ (渡仏当初フランス語が全然できなかったから)。ママありがとう!言ってみるね!」


と言ってくれましたが、最近は


「そんなこといえない・・・そんなこと言ったらエノラちゃん悲しくなっちゃうよ」 


とか。


「エノラはキッキに悲しいこというんだから、やられたらやりかえせ!エノラだって悲しい思いしないと、キッキが悲しかったとか気づかないんだよ。 

ハンムラビ法典ドクロ (だって、ママは怒りマンボーだし)


と教えますが、本人にはなかなか難しいみたいです。


性格もあるだろうけど、そもそも娘が5歳半まで日本にいて、日本で人間関係の基礎みたいなものができ、日本のやり方が染み付いているから、よけいに難しいようです。


日本の幼稚園やしまじろうの本だと、お友達が遊んでいる輪に入りたい時 「一緒に遊んでもいいですか?」といいて「いいよ」って言われたら入る。 

だめでも、横で先生が 「じゃぁ、もうちょっと後でキッキちゃんいれてあげてね。キッキちゃん、その間ほかの事して遊んでようか」

と先生が遊んでくれる・・・・みたいな感じ。

幼稚園のみならず小学校とかでも、先生が間にはいってくれたり。


こっちじゃ、お友達の輪に入りたい時、ズカズカと入っていて勝手に遊び、お友達が「いやだ。」と言っても 「あっそ」って感じみたい。 しかも誰かを今遊んでいる輪にいれたくない時 「ノーーーン!!あっちいって!あっちいけ!」って断り方もすごいきつい目。 うげぇ~


娘は今だに 「一緒にはいってもいいですかぁ」 と聞いてるみたいです。


「フランスは何もいわなくていいの。もし嫌って言われたら、 『あ、そ」』っていって、他の子と遊べばいいんだよ」 といっても、娘はなんか特定の子に執着するところがあるので、なかなかそれもできないみたいです。


時折、

「ママ、今日も学校で一人ぼっちだったの。お空を見上げて、お星様星に 『じぃじ、ばぁばにあわせてください。じぃじばぁばがいると一緒に遊んでくれるけど、キッキはここで一人ぼっちなんです』って、お星様にお願いしたの。」

と言われたことがあって、さすがに聞いているこちらも涙ぐみそうあせるになりましたが、どこでもお友達や味方をつくって、よくない人には立ち向かえる強さをもってもらいたいので、娘が「こんなこと言われた・・・」と寝る間際に言いだしたら、12時過ぎまで 「こう言うたれ!」 「とりかえせ!」 と私まで熱くなりますあせる


ちなみにこちらで日本人のママさんにそういう話をすると

「あら、先生に言ってみたら?先生は何もいってくれないの?」 と、日本方式ですが、こちらのフランス人ママに聞くと

「子供ってそんなもんよ。いやだったら自分で言い返すのよ!」という感じで、日本と違うんだなぁと感じます。


あとフランスの幼稚園で娘の事をいつも蹴る男の子がいた時、それはさすがに先生にいわねばと思って言いましたが、先生も 「あの子はどうしようもないの。あの男の子がきたら、逃げる、もしくはこっちにこないでっってドンッって胸をつくのよ!」と、自己防衛を教えられたのでびっくり。

意地悪なんてレベルじゃなくて、足が青あざだらけなのに、幼稚園の娘に自分で対処しろという先生の考え方に、日仏の差を感じました。

たしかに自己防衛とかとっても大事だけど、日本だと 


 親が先生にいう ⇒ 先生が相手の親に言う ⇒ 相手の親があやまりにくる


みたいなプロセスですし、直接相手の子に言ったり、防衛でちょっと押したりしたら逆に大問題になるので、私も娘もこのプロセスの違いに戸惑いました。

日本とフランスは、違うというよりは、ある意味両極端だなと。


私も娘もこちらにきてちょうど2年になりますが、まだまだ適応できていない部分があって、徐々に慣れていけるようがんばるしかないのかなと思います。