人間は社会に出て、恋をして結婚して、家を購入、家賃の支払い、子育て、生きていくために一生懸命働かなければなりません。

 

私は思うのですが、子育てが終わり、家のローンも終わり、仕事を退職してからが本当の人生であり、そこを目指して皆頑張っているのではないのでしょうか?

 

私の父親は、当時定年は55歳で、89歳まで生き、85歳まで元気でしたから仕事もせずに好きな旅行をしてみたり30年間遊びました、良い人生だったと思います。

 

中には70歳とか80歳になってもまだ働いておられる方がおられますが、働かなければ生活がまわらないのなら理解もできます。

 

医者で80歳を超えても働いている方がいますすし、悠々自適に暮らせるお金があるのに高齢者になってまで働いている方もいますが、これは美談ではありません。

 

これらの人たちに共通するのが、「趣味がない」「友達がいない」「お金に執着する」の全てに当てはまる人で、人生の楽しみ方を知らない可哀相な人なのです。

 

先日、知人が亡くなられ、公務員を退職してすぐに4月から再就職し73歳までフルタイムで働かれ、74歳で亡くなられましたが、結果論ですが理解に苦しむ生き方です。

 

男性の健康寿命は71歳ですから、平均71歳には要介護状態となり、例えば車椅子生活となります、65歳で定年退職しても好きな事をして遊べるのは6年ほどなのです。

 

医者は長時間労働で夜勤もあり非常に激務です、65歳で定年退職して好きなことをする権利が誰よりもあるのに、超高齢者になるまで働き、お金に執着する人生を送りますが、それでいいのでしょうか?

 

昔、大橋巨泉という方がおられ、この方の「人生の選択」という著書を拝読すると、56歳でセミリタイアして海外で悠々自適に暮らしておられます。

 

人間は、桜の花のように綺麗に咲いたのなら、定年になりスパッと散るべきで、バイトぐらいにして好きなことをして人生を楽しむべきなのです。

 

私は野菜作りの趣味があり、お金に執着しないから妻子に生前分与をし、年金をもらい、シルバー人材センターの紹介でバイトしてますが、沢山の友達が出来ました。

 

友達がある、趣味がある、お金に執着しない、この3つがあれば老後は楽しくなります、一生懸命働いて来て、今度は一生懸命好きなことをすればどうでしょうか。