久しぶりの更新になります。

 

先日NHKの『ためしてガッテン』で、まぶたのたるみを手術やメークで矯正すると頭痛、肩こり、腰痛が治るという放送がありました。

 

前回の記事『頭痛、肩こり、頭のこり』 でのメカニズムとよく似ていましたね。

 

今回はそれを踏まえての筋肉の連鎖、連携のよる頭痛、背中のこりのメカニズムと簡単な解消法を紹介します。

 

詳しくは本文で。

 




 

ご訪問、心より感謝致します

 

腰痛持ちの整体師☆日向です。

 

 

 

ためしてガッテンの番組の中では、「おでこの筋肉は、後頭部・肩・腰の筋肉とつながっている」という説明が有りましたが、まだその先にもつながりがあります。

 

腰の続きで、お尻・太ももの裏・ふくらはぎ・かかと・足指の手前までつながっています。

 

つまり、おでこから頭部を通って足の裏まで筋肉、筋膜、腱で一直線につながっているのです。

 

つながっている筋肉のどれか一つでも硬くなると、その他の筋肉にも影響が出ます。

 

その影響で頭痛、肩こり、腰痛などが起こる事があります。

 

放送では、おでこの筋肉の緊張が原因での肩こり、首こり、頭痛でしたが、その反対に首こりや肩こりから頭痛などになる事もあるわけです。

 

 

実際に私がいつも診ているお客様が、ひどい頭痛で来られました。

 

当然肩や背中も張っていて、それが原因とも思えましたが、太ももの裏、つまりハムストリングがパンパンに張っていました。

 

その方はプロゴルファーで、かなりハードな日程をこなしていたようです。

 

そのためハムストリングが硬く張ってしまったようでした。

 

そのハムストリングを先に緩める施術をしたところ頭痛が治まってしまいました。

 

この場合ハムストリングが硬くなり張ってしまった事で、腰から背中、首、頭の筋肉を引っ張ってしまったので、ひどい頭痛になったと思われます。

 

太ももの裏を緩める事で、繋がりのある背中、首、頭の筋肉も緩み頭痛が解消されたのでしょう。

 

 

 

筋肉は単体で骨に付いているのでは無く、筋膜や腱を介していくつかのつながりを持っています。

 

この筋肉の繋がりのことを『アナトミー・トレイン』と呼んでいます。


 

こりのある筋肉そのものをほぐしても、繋がっている筋肉がこり固まっている場合は大きな改善が見られません。


 

肩こりの人は漠然と「肩がこっている」と思っていますが、その殆どの人が背骨沿いの筋肉も硬く張った状態になっています。

 

本人に自覚は有りませんが、施術時にここに指を当てると硬くなっていて、押さえると、とても痛がります。

 

この背骨沿いにある筋肉を脊柱起立筋と言い、背骨を支えている重要な筋肉です。

 

背中のこりは、この脊柱起立筋が硬く張ってしまうことで起こります。

 

この筋肉はアナトミー・トレインの中ではかなり長い筋肉群で首から腰の下まで繋がっています。

 

この筋肉が姿勢の維持や体幹の動作に大きく関わるので、ここが硬くなると、いろいろと影響が出て来ます。



肩こりや頭痛の解消には、この背中の筋肉のこりを解消しなければ改善は難しいでしょう。


 

 

体には肩こりに効く『つぼ』がいくつか有りますが、この『アナトミー・トレイン』上に多く点在しています。

 

『つぼ』と『アナトミー・トレイン』の関連性は証明されているわけではありませんが、影響が有る事は間違いないと思います。

 

以前の記事『肩がこったら胸をほぐそう』 で拮抗筋の影響による肩こりについて書きましたが、今回は筋肉の連携、連鎖による肩こりのメカニズムについて解説しました。

 

アナトミー・トレインに関しては今回紹介した、体の後ろ側の筋連鎖でしたが他にもいくつかのラインがあるので、また別の機会に紹介しようと思います。

 

いずれにせよ、こりや痛みが出るところのみならず、その痛みやこりが起こる原因のところを突き止めないと解消するのは難しいでしょう。

 

足つぼや足裏マッサージなどでも肩こり解消が出来ると言われますが、アナトミー・トレイン理論で考えるとそれも有りだと思います。

 

具体的に肩こりに効く足のつぼでアナトミー・トレイン上にあるものを紹介します。

 

『足指の付け根全体を押し揉む』これだけです。

 




 

背中た腰にも『つぼ』は有りますが、自分では出来ないので、ここでは紹介しません。



的確につぼを押せなくとも、足裏全体が背中、頭に繋がっているので、足裏全体を指で押しても良いと思います。


 

それも面倒であれば青竹踏みでも良いでしょう。

 

百均の健康グッズでも売っていすので、良かったら試してみて下さい。


 

私はどのような症状の方でも、必ず足裏からの施術をしています。

 

 


≪結論≫

 

痛みは結果、原因は他にある。


 

最後までお読み下さり本当にありがとうございました。