冬季オリンピックに思うこと。 | 光の世界からのギフト

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(新井薬師梅照院です。)

昨日は散歩中に雪がちらほらと舞っていましたが、すぐにやみました。でも、今週中に雪が降ると天気予報が報じています。

私が子供の頃住んでいたのは雪が降らない南の島でした。中学生になり東京に住むことになり、雪が降るのを体験しました。寒いけれど、美しいと眺めていました。特に雪の降る夜のしんしんと静まりかえる気配が好きでした。真っ白な雪で覆われた景色に心が洗われる感じがしたのです。

雪が降るのが待ち遠しいと知人に話したら、東北出身の知人は「とんでもない雪は怖い。降らないように祈っています。雪かきは命がけだからね。」と言われてしまいました。ここ数日は日本海沿いの大雪で、皆さん苦労しているようです。雪による事故もニュースで伝えています。

自然を相手に人間は謙虚にならねばと思いました。雪の事故による犠牲者の方のご冥福を祈りました。

 

冬のオリンピックが始まりました。東京でのオリンピック同様に世界中でオミクロン株の蔓延している中で決行されました。 開会式はそんなコロナの陰など感じられないショータイムでした。世界中に明るさを届けるとのことでしたが、私は心から楽しめない気持ちだったのです。それは現在中国が香港や台湾に対する政治的なことです。表向きな顔はオリンピックの開会式での明るい子供達の歌声ですが・・・・裏でのチベット問題を含め政治的な影の部分が気になります。でも、選手達にはそんな気配が感じられずにきちんとした対応がとられていたようです。参加選手には影はみられません。私は以前は日本人の選手ばかり注目していましたが、最近は全部同じような感じで応援しています。それぞれの国から代表に選ばれてやってきた選手にはそれぞれの国の代表という自覚が強いでしょう。でも最後はやはり自分自身との闘いだと思います。

自分なりに頑張った結果でも、順位は伸びないことがあります。特にマスコミで金メダル候補と言われて試合前に多くの取材を受けていた選手がメダルに届かなかった場合は本当に気の毒だと思います。

毎回のように繰り返されることです。気の毒に思います。今回も、テレビで金メダルと騒がれていた選手の姿をみて、マスコミにたいして静かに見守ってあげられないのかと・・・きっと金メダルは難しいかも・・・と思ったのです。そして結果としてはメダルに届いていません。

選手に必要な集中力の邪魔をしていることに、そろそろメディアも気がつくべきだと思いました。

日本人の選手の記録だけでなく世界中にいる多くのアスリート達の記録を調べていれば「金だ!金だ!」と騒ぎ立てられないでしょう。

監督やコーチは選手の立場を考えて、沢山のマスコミの取材は断るべきだと思いました。

とにかくスキーやスケートができない私には氷や雪の上のスポーツは別世界の出来事のように思われて、滑る姿の美しさを楽しんでいます。

 

                         (新井薬師の猫)

                       (寒いけど、梅が咲き始めました。)

 

私が楽しみにしているのはフィギアスケートです。この競技こそ、誰かと肩を並べて戦うのではなく、自分自身との闘いのように思えるからです。技術ももちろんですが、メンタルの部分が強いと思います。そのためには体を鍛えながら、精神も鍛えて、練習をつんでいくのでしょう。

参加できるだけでもすごいことだと思います。順位にはこだわらずにスポーツの祭典を楽しんでほしいと思いました。

世界の頂点に立つアスリートはやはり選ばれた人達ー天才だと思います。その人達の人生は、天からいただいた才能を裏切らない生き方をしてほしいと思いました。

 

(夕暮れの芝・増上寺と東京タワー)