飯南町ハンドボールクラブ -4ページ目

飯南町ハンドボールクラブ

ハンドボールの可能性

では、どうすれば良いのか?

前回書いたように子供達が外で色々な遊びをするのが理想だとは思いますが環境によって出来ない子供たちがいます。

すべての子供に可能性があり、その可能性を育てる環境を考え整えることが大切です。


ひとつの考え方ですが、地域を挙げてハンドボールやバスケットボールを楽しく出来る環境を作ることが出来ないだろうか。(勝ち負けにこだわらない)


以前学校の指導要領について書いたと思いますが

そこには、小学校低学年期から出来る教材スポーツとしてハンドボールとバスケットボールを推進しているという内容です。ハンドボールもバスケットボールも体全体を使い走ったり跳んだり投げたとスポーツ全般の要素が含まれてるスポーツでプレ・ゴールデンエイジの時期に多種多様な動きを含むさまざまな動きを経験させることが大切と有意味で適してるスポーツだと思います。


では、野球やバレーではだめなのか?

ある種目だけを反復して行うことでそれが上手くなるのは確かです。
しかし、そのような子どもが、9~12歳頃のゴールデンエイジと呼ばれる時期に、プレ・ゴールデンエイジで様々な動きを経験してきた子どもに簡単に抜かれてしまうということがよく起こります。


この町には、小学3年生から野球とバレーの歴史あるすばらしい団体に加入できます、それまでにこの様な活動があれば子供達の可能性がもっと広がると思いますし野球やバレーの吸収の仕方も違うと思います。


また、9~12歳頃のゴールデンエイジの時期にハンドボールやバスケットボールなどをサブスポーツとして継続してやるのも一生に一度だけ訪れる 難しい事も ありとあらゆる事を 短時間で覚える事の出来る時期なら良いことだと思いますし本格的にしたいスポーツの選択肢も増え上達率も上昇すると思います。


あくまでも一個人の意見であり、すべてが正しいともいえません。


しかし、すべての子供達の将来や可能性を考える事は良いことですし行動する人が一人でも多くなればなるほど子供達の可能性は無限に広がると思いす。


最後になりますが、スポーツの種類によって合う合わないがあります。たまたま野球やバレーが合っていた子供は良いでしょうが、子供の中にはスポーツが大好きだけど野球・バレーが苦手な子供も当然います。そんな子供達にも他のスポーツが合う可能性があるのも事実です。その可能性の芽を摘まないような環境を作っていくことが過疎地域でのスポーツのあり方だと思います。






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前回のまとめ

プレ・ゴールデンエイジと呼ばれる小学校低学年期は神経回路が急ピッチで伸びる時期になり 運動能力の基礎は この年代で作られます。


運動神経のよしあしは遺伝ではありません。
子どもの頃の生活環境と経験が運動神経の発達には大きく影響しますので、この時期は多種多様な動きを含むさまざまな動きを経験させることが大切です。


理想は、虫を探す、木に登る、川に向かって石を投げる、かくれんぼをする、鬼ごっこをする、秘密基地をつくるといったように次々といろいろな遊びを昔のように出来れば良いのですが、現実はその様に出来る環境ではなくなったのも事実です。



ゴールデンエイジ(9~12歳頃) 
ゴールデンエイジでは 神経系の発達が ほぼ 完成に近くなり 一生に一度だけ訪れ 難しい事も ありとあらゆる事を 短時間で覚える事の出来る時期です。


前回次に訪れるゴールデンエイジを生かすも、殺すも、この時期次第と書きました、確かにゴールデンエイジは、全身をよりコントロールできるようになり、新しい動きを何度か見ただけですぐに身に付けることができてしまうという特徴がみられ、動きの習得には最高の時期ですがそれができるためには、プレ・ゴールデンエイジで様々な運動神経の発達ができていることが大前提となるのです



つまりプレ・ゴールデンエイジと呼ばれる小学校低学年期に多種多様な動きを含むさまざまな動きを経験させなければゴールデンエイジの時期を殺してしまう事になります。


では、この田舎町で考えると、田舎の子供だから外で色々遊んでいるイメージがあると思いますが、そんなことはありません。


時代が変われば環境も変わります、昔と違って遊べる場所が少なくなりましたし当然TVもゲーム機もあります。


近所の子供の数が減ると遊びも制限されます。


逆に都会の子供の方が体を動かすといった意味では恵まれているかもしれません。(ちなみに自分は、こっちに帰って10㌔太りました)


であれば、レ・ゴールデンエイジの期間を真剣に考えなければ、子供達の可能性の芽を摘む事になります。


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まず、運動神経って何でしょう?

「運動神経がいい」とか「鈍い」とか、「運動が得意かどうか」を表現する際によく用いられる用語ですが、本来の意味は、脳からカラダ中の筋肉へ動きの指令を送るための神経のことを言います。

では、「運動神経がいい」とはどういうことでしょう?

たとえば、目の前にボールが飛んできたとします。
するとボールを目で見て、その情報が脳へ伝わります。
そして脳が「危ない」と判断して、各筋肉へ、ボールをよけるための的確な指示を出します。すると筋肉が動きます。


このように、基本的には五感で察知した情報が脳に送られ、 脳がそれらに応じて取るべき動きを判断し、 各筋肉へ指令を出し、 身体が然るべき動きをする、という一連の流れがあります。 (反射は異なります)
人間は一瞬一瞬の動きを行うために、このようにとても複雑なことを行っています。

ボールが飛んできた話に戻ります。
どこかで的確に情報の伝達ができなかった人は、ボールに当たるかもしれません。
よけられたとしても、慌ててよけて転ぶ人… 身軽にさっとかわす人…いろいろです。
この場合は、無駄な動きをせずに、身軽にさっとかわせる人が、やはり「運動神経がいい」と考えられます。


運動神経は遺伝なのでしょうか?

運動神経の発達に影響するのは「環境」です。

神経系の発達は、20歳を100%とした場合、5歳頃にはその約80%に達し、12歳頃にはほぼ100%に達します。
この5歳頃~12歳頃の間に、どのようなカラダの使い方をしたかが、その人の運動神経のよしあしに大きく影響します。


とくに5~8歳頃は人間の成長の中で最も神経系が発達する時期で、プレ・ゴールデンエイジと呼ばれます。

この時期が取り戻せない時期なんです。


昔は、虫を探す、木に登る、川に向かって石を投げる、かくれんぼをする、鬼ごっこをする、秘密基地を作るといったように次々といろいろな遊びをしていました。
本来、子どもはこのようにして自らいろいろな経験を通してカラダの使い方を覚えていくものなのですが、今はなかなか外遊びができないのが現状です。


ですからこの時期の運動は、楽しく多種多様な動きを経験させることが大切です。


次に訪れるゴールデンエイジを生かすも、殺すも。この時期次第といってよいでしょう。この時期は多種多様な動きを含むさまざまな動きを経験させることが大切です。スポーツの基礎づくりが多面的であればあるほど、後に専門的なスポーツを行った時に覚えるのがはやいと言われています。




明日は、過疎地域でのプレ・ゴールデンエイジとゴールデンエイジの考え方


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