敗軍の将は兵を語らず、要するに負けたら言い訳しないという意味。

 

結果が出た後で、あの時ああすればよかったとか、こうしておけば上手くいったのになど言っても後の祭りである。

 

著者は結果論がなぜいけないのかをこの項で語っている。

 

結果論はどうしても言い訳が多いから、聞くに堪えないものが多いという。

その反面、失敗から学べこともあるという。

 

結局科学の実験のように再現性があるものは失敗から学べることもあるが、再現性のないものは単なる偶然かもしれないので、あれこれ検討しても無駄であるというのが結論らしい。

 

確かにあの時株を売っておけばこんなに損しなかったのにと思っても、今後全く同じ場面に遭遇することはないだろう。