先週の話。
最近は私の忙しさを気にかけ(やっとです 笑)夕方電話してくることが多くなった母。
あの日、珍しくお昼頃電話してきたと思ったら、突然泣き出しました
普段は自己チューで好き放題やったり言ったりしてる母ですが、たま~に、友達とケンカしたとか意地悪されたとか言って悔し泣きすることがあります。
はい、82歳の母の話です
今度は何よ~と思ったら。
近所に住むあるおじさんが、いつもなかなか家の電話に出ない母を訪ねてきて「あんたは携帯を持ってないんかい?」と言い
そこで「持ってるけど自分の番号を知らない」と母が答えたら
「どれ、貸してみろ」と母の手からスマホを取り上げると「ありゃ、こんなに履歴残したまんまにしといたらいけんわ!」と言った次の瞬間、パパっと着信履歴を全消去してしまったんだそうです
母は2年ほど前にガラケーからスマホに変えはしたものの、全く使い方を覚えられず、かろうじて電話はかけられるようになったけど、自分で電話帳を開いてかけるという基本すら覚えてない状態なんです
おじさんが帰ってから焦った母は、自分でアチコチいじって履歴を復活させようとしたらしく(できるわけないのにね…)余計にワケわからなくなって…といういきさつでした。
普段、もっぱら着信履歴から発信するやり方をしていて、母いわく、一人さみしい時にその着信履歴を眺めるのが自分の心の支えだったと言い「もう誰にも電話できなくなった!」とますます泣きじゃくる母
いくら「そんなに簡単に電話帳は消えないから大丈夫よ!」と言っても自分で電話帳を開けないから確認しようもなく、ずっと泣く
それじゃあと、スマホをやめて元のガラケーに戻そうか?と提案したら
イヤだ
コレは私の生きがいだ
一瞬言葉につまったわ…
今回はいつもみたいに怒るわけにもいかず、まあまあと慰めてはおいたけど
生きがいだと豪語するんなら、もうちょっと使い方覚えてみたらどうなん
っていう、母の事件簿でした 笑
結局、いつも母のお世話をしてくれる近所の他のおじさんが次の日にのぞいてくれて、設定をし直し、無事に電話帳が消されてないことも確認できましたとさ。
めでたしめでたし