「スペックは悪くないのに捨てられる男」はどこに問題があるのか? | 飯島 愛ちんのガッタス・オスピタル

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「スペックは悪くないのに捨てられる男性」はどこに問題があるのか

  こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント山本早織です。

 今回は、いったい誰が運命の人かわからない……結婚したくて
婚活しているのに、お見合いばかりで結婚のイメージが持てない男性のための内容です。

 結婚相談所での婚活を決意するキッカケとして、男性は「子供がほしい」という理由が一番多い傾向にあります。周りの友人が結婚し、子供を育てているのを見て、刺激を受け、子供をほしがるようです。

 気がついたら40歳を迎え、自分自身は若いつもりでいたけど、そろそろ「40」という数字を見たらヤバイな……と感じ、ご相談に来たのがミツオさん(仮名・40歳)。

 もともと結婚したいという願望はあったものの、やりたいこともたくさんあり、仕事への充実度もあったため、4年ほど彼女などはできない毎日にも焦りが芽生えなかったようです。

「やっぱりそろそろ子供がほしいと感じて……」と、話してくれたその次の日が誕生日だったミツオさんは、すぐに結婚相談所への入会を決め、40歳のうちに結婚相手を見つけるという目標を立てて、婚活をスタートさせました。

◆恋愛市場、婚活市場での価値はすぐに変わる

 4年もの間、女性とのお付き合いをお休みしていたこともあり、ミツオさん自身、どんな相手が自分に合うのかわからないという迷走モードからスタート。そのため、はじめは、これまでに女性とお付き合いした経験の中から、よかったと感じたことが理想となり、嫌だったと感じていたことは避けるような理想像の設定でした。

 男女ともに、お相手への理想像は今までの経験からつくられていることが多く、自分自身の年齢が上がっていることや、自分自身の条件が変わっていることはなかなか理解できないため、恋愛をお休みしている期間が6か月を過ぎている人は、今の自分自身の現在地を知る必要があります。

 恋愛市場だけでなく、婚活市場での自分の価値や、今の自分自身の立ち位置から、結婚という形を2人でつくれるであろう相手を引き寄せていく必要があります。

 ミツオさんは、活動をスタートさせ、順調に女性とのお見合いを重ねていきました。40歳という年齢が婚活市場でニーズの高い層だったことや、年収も平均金額、そして175センチ以上ある身長などの条件もあり、プロフィールの好感度は高め。そのため、お見合いの回数はとても多くなっていきました。同時に、お互いまた会いたいと「仮交際」を希望して下さる女性も増えていきました。

 ちなみに仮交際の間はお見合いも続けてでき、何人とでも仮交際ができます。ミツオさんは気がつくと仮交際をしている女性の人数は10名に……。

 相手からもお断りされないから、「ひとまずデートしてみよう」と、自分自身の判断よりも女性側が自分をお見合いの1時間で受け入れてくれたことへのお返事として、仮交際を受け入れてしまった結果、10人もの女性と仮交際になってしまったのでした。

 私はミツオさんに、仮交際の人数が多すぎるため、将来の奥様として結婚を考えられそうな相手を2人か3人まで絞りましょうと提案をしました。

◆「1人の人から愛されたい」「私を見てほしい」という生き物が女性

 そもそも、なぜミツオさんは仮交際をたくさん作ってしまうのでしょうか? 理由は私の中で3つあると感じています。

① 誰が自分を選んでくれるかわからないから
② 2、3人だと交際終了になったらすぐに誰もいなくなってしまうから
③ 誰が結婚相手となる人なのか判断ができないから

 結婚相談所で活動している、比較的ニーズの高い男性はこの3つの要素で仮交際が増えてしまうのです。

 しかし、10人もの女性と交際をした場合、土日の予定は交際の女性とのランチとディナーとで1日2人とのデートを繰り返すことになります。

 

「誰と何を話したかわからない」「いったい誰を選べばいいのかわからない」と迷っているうちに、女性側から交際終了の連絡が入ります。一見、モテているように見えていたミツオさんでも、10人もいた仮交際の女性からは次々と交際終了の連絡が入ってきました。

 なぜこれだけ女性からのニーズが高いミツオさんが振られていくのでしょうか。

 1日に2名もの女性とデートを繰り返し、連絡もたまにしか来ないミツオさんの行動を見れば、自分を見てくれていないと女性が感じるのは当たり前です。そして、ミツオさん自身もたくさんの女性とのお見合いとデートを繰り返した結果、どんな人とこれから結婚に向けて進んでいいのかがわからなくなり、「誰が僕を選んでくれますか」という捨て犬男子になってしまったのです。

「選んでくれた人を大切にします」と完全に受け身なミツオさんの思考と行動が、女性の求めている「私だけを見てほしい」というものとマッチせずに、「消極的で私には興味のない人だ」と判断されてしまったわけです。

「どんな女性が自分に合うのか?」を知るためには、少人数の女性と、週に1度のデートと毎日の連絡を欠かさずにしていき、信頼関係を築いた先まで見ていかないとなかなか見えてこないもの。

◆「たくさん人と会ってみる」では
婚活を長引かせる危険性も

 バリキャリでとても強そうに見える女性でも、プライベートではとても男性に甘えたい人もいるし、ほんわかして優しそうな女性でも、実は頑固だったりして、第一印象とは違う深い面を見たときに初めて、自分自身とこれから50年一緒に歩んでいけるのかを考えられるのではないでしょうか。

 結婚相談所の活動が1年を越え、仮交際人数が常に3人以上いる男性は、捨て犬男子になりがちなので、今一度、自らが結婚相手だと運命の人を判断できるようにするために勇気を出して、仮交際人数を減らし、1人1人の女性と深い付き合いをするための努力をすることをおすすめめします。

 ミツオさんは10人いた仮交際の女性を3人にまで厳選し、彼女たちとの時間にまっすぐ向き合いました。その結果、1人のお相手からとても前向きな気持ちでミツオさんとのデートを楽しんでいるとお相手仲人さんより報告を頂き、今月、真剣交際へ進みました。

 たくさんお見合いすることで安心をしたり、たくさん交際することで安心することは質のいい婚活とは言えません。せっかく結婚相談所というサービスを利用しているのであれば、効率よく1年以内に幸せな結婚を手に入れ、そして結婚生活を1日でも長く過ごしてほしいと願っています。

【山本早織】
1985年、東京生まれ。アイドル、銀座のホステスなどを経て、現在は婚活をしている男女に対して、恋愛コンサルタントとして「好きな人から愛される方法」を伝授する。ブログ「あなたの幸せはなんですか?-結婚につながる恋のコンサルタント-」、メルマガ「結婚につながる恋のコンサルタント山本早織があなたの恋のお悩み解決し、最高の結婚生活の作り方も教えます」が配信中

 

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