改名する?それともしない? キラキラネーム本人が“意外な思い”激白 | 飯島 愛ちんのガッタス・オスピタル

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キラキラネーム「改名しない派」の思い「親からの最初の贈り物」

  • キラキラネームを名付けられた男性が、名前への意外な思いを明かしている
  • 小中高では名前が原因でいじめられ、改名の方法を調べたこともあるという
  • だが、「今では親から初めてもらったプレゼントだと思っています」と話した

牧野氏に相談があった名前の候補

 

「王子様(おうじさま)」という名前の18歳の男性が改名したことで脚光を浴びる「キラキラネーム」。一般的に使わない言葉や漢字の当て字のインパクトはよくも悪くも大きい。キラキラネームを名付けられた当人に話を聞いてみると、困ったエピソードが少なくない一方、意外な思いも明かしてくれた。

 「80歳になっても『王子様』というわけにはいかない」。赤池肇さん(18)は高校卒業後の新生活を前に「王子様」という名前の改名を甲府家裁に申し立て、5日に許可されたことが大きく報じられた。

 夕刊フジが話を聞いた「やなぎ(=木へんに却の去がタ)澤はっぴぃ」さんは21歳の男性。珍しい名前ゆえ卒業式や入学式で名前を呼ばれると周囲がざわついたり、病院で名前を呼ぶ人が声を詰まらせることもあったという。

 「小中高では、名前が原因でいじめられました。特にクリスマスやバレンタインにはひどい言葉を浴びせられました。改名の方法を調べたりした時期もありましたが、高校卒業後は『いい名前してるね』といわれるので、今では親から初めてもらったプレゼントだと思っています」と話すやなぎ澤さん。一方で「同じ苦労は背負わせたくない」といい、将来、自分の子供にはキラキラネームを付けたくないという。

 「阿部プリンセスキャンディ」さんは20歳の女子学生。伯母が「お姫さまのようにとびきり甘やかしたい」という思いで命名したという。

 マークシート方式のテストを受ける際、名前がマス目に入りきらず、試験官を呼ぶ経験が何度もあった。書道の授業では名字しか書かなかったという。「数回しか会ったことのない人から『プリキャン』と呼ばれたりしてアニメキャラクターのようで恥ずかしい。でも仲良くなると名前なんて関係なくなる。キラキラネームだと就職に不利などといわれるが、大切なのは中身」と前向きだ。

 キラキラネームについて相談を受けることも多いという命名研究家の牧野恭仁雄(くにお)氏は「キラキラネームのピークは2008年(平成20年)ごろ。意外にも学生時代、模範生のような人や協調性のある親が、名付けの際に個性を出そうとするケースがある。社会が安定していると、周囲と生き方が似てくると感じ、差を付けたいという思いもあるようだ」と解説する。

 平成の次の時代もキラキラネームは増えるか。

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