「鳥肌もの」「素晴らしい」ー『源氏物語』の誕生を描く“圧巻の演出”に感嘆の声『光る君へ』第31話

1.吉高由里子さんが主演を務めるNHK大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜よる8時)の第31話「月の下で」が8月18日に放送されました。藤原道長(柄本佑)はまひろ(吉高由里子)に娘・彰子(見上愛)のために新しい物語を書いてくれるよう頼みます。しかし道長の真意は別にあるようで…。ついに『源氏物語』が誕生する瞬間を描く第31話は、SNSでも「天才作家誕生の瞬間」「感慨深い」と話題になりました。

 

2.道長がまひろに新しい物語を書くよう頼み込む"真の目的"とはー突然まひろ(吉高由里子)を訪ねてきた藤原道長(柄本佑)は、入内して寂しく暮らしている道長の娘・彰子(見上愛)のために新しい物語を書いてほしいとお願いします。一度は断るまひろに、「お前には才がある」「俺に力を貸してくれ」と頼み込む道長。しばらくして、道長はまひろから「中宮様のための物語を書くのに、ふさわしい紙を賜りたい」との旨が書かれた手紙を受け取りました。道長はまひろが以前から憧れていた越前の紙を持ってまひろの家を訪れます。お礼を述べるまひろに「俺の願いを初めて聞いてくれたな」と微笑む道長。SNSでは「石山寺での会話を忘れずにまひろの望みを叶える道長君。愛だわ」「実質的に愛の告白」など、道長の言動にまひろへの大きな愛を感じたとの声が続出しました。

 

3.道長は、実はこの物語は彰子のためではなく、亡き皇后・藤原定子(高畑充希)を忘れられない帝・一条天皇(塩野瑛久)をお慰めするために献上したいと考えていたと"真の目的"を明かします。驚いたまひろでしたが、改めて帝がお読みになるものを書いてみたいと意思を示し、「帝のことをお教えくださいませ」と道長に頼みます。月を眺め、「人はなぜ、月を見上げるのでしょう」と言いながら独自の解釈を述べるまひろ。道長も同じように月を見上げ、「誰かが今、俺が見ている月を一緒に見ていると願いながら俺は月を見上げてきた」と呟きます。月明かりの下しばらく見つめ合う2人に胸を打たれた視聴者も多く、SNSでは「やっと一緒に月を見られたね」「道長くんのアイラブユー」「尊い」「涙腺崩壊しました」といった声が上がりました。

 

4.道長から聞いた帝の話を元に、まひろはいよいよ新たな物語の構想に入ります。『源氏物語』のインスピレーションが湧き上がるまひろに、色とりどりの紙が舞い降りてくる演出は圧巻!SNSでは「一番感動した」「素晴らしい演出」「美しい」「鳥肌もの」と感激する声が溢れました。まひろから受け取った物語を読んだ道長は「これは却って帝のご機嫌を損ねるのではなかろうか」と危惧しますが、「これが私の精一杯でございます」とまひろ。
内裏に戻った道長はいよいよ『源氏物語』を帝に献上します―。