塩と高血圧の関係
今日は、日本での減塩志向に関連して、塩と血圧の関係についてお話したいと思いますっ☆
高血圧は大きく分けると、本態性高血圧症と2次性高血圧症に類別されるのですが、高血圧と言われてい
る人の約90%の人が本態性高血圧症だと言われています。
この本態性高血圧症というのは、遺伝が原因で塩分の摂取、不摂取に血圧は反応しないのです!
この本態性高血圧症の方たちは実際、塩分を摂らなくても平均より高い値の血圧を示しているようです。
(本態性高血圧の人の細胞は、カリウムを外に出しやすく、ナトリウムを細胞内に過剰に取り込みがちに
なっているようです。)
それにもかかわらず、病院では高血圧の方には無条件に塩分を控えるようにとの指導がされているようで
す。
ちょっとおかしいですよね?!
以前にも塩分摂取意識についてなぜ世の中では減塩減塩と言われるようになったのか記事にさせて頂きま
したが、 関連記事 → http://blogs.yahoo.co.jp/ii_sio/4112711.html
これ以来、アメリカの医学会でも一般の人に対して、減塩を強いるのは、何ら科学的根拠があるもの
ではなく、減塩の効果はなかったと言ってよい。塩は決して悪者ではない。。。。。。。。。。ってな
結論も下していますし、日本でも高血圧研究者の教授が減塩によって血圧の下がる人は、100人の
うちせいぜい2,3人くらいであるとの紹介もしています。
減塩減塩と言われ続けている社会で、多くの人たちが塩を摂ると血圧が上がるだとか、体によくないとの
意識の中で減塩を心がけてるかと思います。
でも、減塩することによって、体中の塩分が不足し、免疫力がおち体力、気力が低下していることは
ちゃんと承知しておかなければなりません。
私は、病院でもこういった指導もするべきではないかと思うのですが。。。
他に高血圧の原因とされているのは、肥満、アルコールの摂取過剰、運動不足、ストレスだと言われて
います。
塩分よりも先にこういった要因を取り除くことが必要なのです。
精製塩はほぼ100%塩化ナトリウムというミネラルでできています。
ナトリウムは決して私たちの体に悪影響を及ぼすものでもありません。
ナトリウムも私たちの体には必要不可欠です。
でも、ナトリウムだけを摂取しているとナトリウムだけが体の中で増加してしまい、心筋の働きを
狂わせたり、不整脈を起こしたり、筋肉の脱力感をもたらしたりしてしまうのです。
自然海塩はナトリウムの他に何十種類ものミネラルが含まれています。
この他のミネラルがナトリウムと一緒に体の中に入ることによって、余分なナトリウムを体内から排出
してくれているのです。
普通の精製塩を摂るより、自然海塩を摂ったほうが断然いいということが分かって頂けるのではないで
しょうか?!
高血圧を恐れないで、私たちの体に必要不可欠なミネラルがバランスよく含まれている塩をオススメ
します。
-参考文献- 現代病は塩が原因だった
塩をしっかり摂れば病気は治る
塩をしっかり摂れば病気は治る
食塩とは工業用の塩!!?
塩の専売法って、皆さんはご存知でしたか??
私は、恥かしいながら、韓国に来るまで知りませんでした。。。。^^;;
塩の専売法とは、1905年に財政収入の確保と国内の塩事業保護育成の目的として始められたもので、
国 → 日本専売公社 → 日本たばこ産業株式会社(現在のJT)と引き継がれ、1997年まで
どの製塩業者も全て日本専売公社もしくは日本たばこ産業株式会社の指定または認定を受けなければ塩を
製造することも、販売することも、輸入することもできなかったというものです。
昔は日本は製塩に適していない土地柄だったとはいえ、海藻を焼いた灰を海水に入れて濃い塩水を作り、
それを煮詰めて塩を作ったり、砂浜に海水を引き入れ、それを天日で乾燥させて塩のついた砂を海水に入
れ、その海水を煮詰めて塩を採ったりと日本独特の方法で製塩をしていました。
しかし、1972年以降はイオン式交換膜製塩法という方法での製塩が始ります。
この方法では、天候や季節に左右されることなく、塩を効率よく大量に作ることができるんです。
でも、このイオン式交換膜製塩法で作られた塩は(いわゆる精製塩)、塩化ナトリウム純度が99.5%
とミネラル成分を徹底的に取り除いた塩だということを忘れてはいけません。
どうして、塩を大量にしかもミネラル成分を徹底的に取り除いた塩を作らなければいけなかったかという
と、実は塩には工業原料としての使い道が多いためです。
塩の用途は幅広く、ティッシュやアルミホイル、新聞、接着剤、CD、鏡、合成ゴム、ホウロウ製品、
電車のレール等々、私達の身の回りにある様々なものに、工業原料用の塩が使われているのです。
私達の調味用に使われる塩や加工食品に使われているのは、全体の約14%程度にしかすぎず、80%
以上が工業用の塩として使われているのです。
国としては、それはそれは、安く大量に塩を生産したかったという訳ですよね。
そして、このイオン塩交換膜製塩法で作られた塩が、今でも食用として普通にスーパーに並んでいるし、
ほとんど全ての加工品なんかにはこの塩が使われていますよね。(食卓塩、精製塩のことです)
恐ろしい事実だと思いませんか??
こういう事実に気づいてらっしゃる方も多いかと思いますが、まだまだ安い精製塩をお使いの方も多い
ようです。
こういう方々に1日でも早くミネラル成分をバランスよく含んだ、本当の意味でのお塩を知ってもらい
たいと思うのです。
トチョドの塩田風景
-参考文献- 現代人を救う 塩 健康革命
*** 無断で写真、記事の転載はやめてね ***
加工食品に使われている塩
食べ物は食べなくてもしばらく耐えることができますが、塩はそうではありません。
塩を食べなくては、何日間を耐える事もできません。
塩は、こんなにも私達の体に、必要な必須栄養素でありながらも、世の中では、減塩、減塩と言われ
続けています。
塩をなんでもかんでもたくさん食べようと主張しているのではないんです。
何よりも自然海塩には、ミネラルが豊富に含まれています。
このミネラルは、20~30年前には今のように大きい意味を持っていませんでした。
最近になって現代人のミネラル欠乏が急激に増加してきました。
野菜を作る環境や汚染、加工食品の発達や、様々な原因があるでしょう。
適当なミネラル供給源がない最近の世の中で、ミネラルをたくさん含有された塩は健康に肯定的な
役目をもたらします。
しかし問題は、すべての塩にミネラルが含有されているのではないという点です。
精製塩,岩塩などにはミネラルがほとんど含まれていません。
私達が摂取している塩分の 約80%が加工食品から得ていると言います。
そして、この加工食品の大部分が、精製塩や岩塩が使われています。
醤油や味噌、梅干等々、その他の加工食品には全てといっていいほど、食塩という記載があります。
これらに使われている塩は、全てミネラルを含んでいない塩だということです。
塩が健康に良くないと言われるれるようになったのは、このようなミネラルがない塩のためなのです。
最近の研究で、韓国産自然海塩は、精製塩より血圧をずっと低い状態で維持させるという事実が明かにさ
れています。
塩の效能に対してよく知らない人は、海水を蒸発させて作った自然海塩は、全てミネラルをたくさん含ん
でいると考えているでしょう。
パッケージには、「Sea Salt」 や 「Mineral Salt」という表示をしているからでしょうね。
多くの人達は、自然海塩が生産地に関わらず、成分が似ていると思っているでしょう。
果してそうなのでしょうか?
実は、似ている成分を持った海水を蒸発させて作った自然海塩でも、生産地域と生産方法に
よって成分は大きく違ってくるのです。
韓国のような干潟地形で毎日採取する自然海塩は、ミネラル含量が高いですが、オーストラリアやメキシ
コにある大規模塩田のように干潟地形ではなく、1~2年に1回採取する自然海塩にはミネラルはほとん
ど含まれていません。
日本で販売されている、多くの自然海塩もこのオーストラリアやメキシコからきた自然海塩を加工して、
「〇〇の塩」として販売されているのです。
-参考資料- 木浦大学自然海塩生命科学研究所出版 塩のお話
