第2次世界大戦の前のドイツの様子が、テレビに出ていた。
巨大な賠償金で疲弊したドイツの経済を、復興したナチスをドイツ国民は支持していた。
ところが、ワイマール憲法という平和憲法を作ったはずが、
栄光にあふれた、第1次世界大戦前のドイツに戻ることを、国民は選択した。
怨念国家っていうのは、過去の栄光を再現したくなるものらしい。
見えない未来よりも、過去の栄光ってこと。
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アメリカのトランプが、”アメリカを再び偉大にする”と言っている。
これも、第1次世界大戦に負けた、ドイツの煽り文句と一緒。
アメリカは経済的格差が大きいけど、
貧困層の怨念を利用するために、アメリカの過去の栄光をチラつかせている。
その時代まで歴史を巻き戻したいっていう貧困層の気持ちを、わし掴み。
トランプはディールに長けているだけで、積み上げなんかできないのに、
その”煽り文句”で貧困層を引きつけているんだから、ヒトラーとやり方が一緒。
トランプの支持率が高いってことは、経済的格差が社会の破綻寸前まで来ているってことらしい。
その先頭がトランプっていうのが、たちの悪いエイプリルフールのよう。
アメリカが分断する日も、近いのだろうか?