「勇者のくせになまいきだ。」感想。 | カキオキ

「勇者のくせになまいきだ。」感想。

各所で絶賛のPSPタイトル「勇者のくせになまいきだ。」の感想です。
公式サイト

勇者のくせになまいきだ。
¥3,400
Amazon.co.jp


ジャンルは「ダンジョンマネジメント」。
穴を掘ることによって生態系を発達させモンスターを育て、襲ってくる勇者を撃退するゲームです。

すいません。ストーリーモード29回やって、未だに7面の「ひかる ちか」までしか行けてません・・・。
全8面らしいのですが・・。
ストーリーモードはキャンペーンで全8面らしいですがセーブもコンティニューもゲームの特性上ふさわしくないので付いていません。
ちなみに、買って一発でクリアした人も居るそうで・・。
流石に凹みます・・・。

言い訳っぽいですが、攻略情報等は見たら多分異様に簡単になると思われるので、ほぼシャットダウンしてプレイしています。
Wikiとか見たら、速攻クリアできそうですが、激しくつまらなそうです。
誤解を恐れず書きますが、っていうか誤解を恐れるゆえ先にこう書きますが、新機軸で斬新なゲーム程、基本的には「浅い」ですからね。
新システムのゲームがコツ一つ、攻略法一つであれよあれよとエンドレスなんて良くある話です。
そうして、後発のゲームがパクリだパクリだと言われつつも、完成度を高めて行くのが良くも悪くもゲーム文化の有り様だと思います。

つまり「勇なま。」はゲーム業界にほじくり出されたニジリゴケの一つです。
立派なとかげおとこになれると良いね。

ゲームとして何が辛いかって、「打てば響く」感に乏しいんですよね。
生態系を土の掘り方のみで作るゲームですから、行動に対して結果が出るのが遅く、長期的な物の見方を常にしないと行けない。
だから、何をすればどうなるのかって構造が全然見えてこない。
もちろん、これはゲームの特性上どうしようも無い事だと言うのはわかっています。
製作者的には、掘る以外の行動は基本的に無しにしたいのでしょうし。
故に、何をどうすればどうなるってヒントをもっと魔王にしゃべらせてくれても良かったんじゃないかな。


他にトレーニングモード&チャレンジモードという課題をこなすモードがあります。
詰め将棋みたいな感じ。
どうしてもバランスを無視せざるを得ないストーリーモードよりも、こちらの方がメインコンテンツと考えると、今作の評価はもっと上がります。
歯ごたえがあるステージや一風変わった条件のステージなどがかなり数多く収録されていて飽きさせません。
ストーリーモードの攻略ヒントも満載です。

各所に配されたパロディは30代直撃ですね。
詳細はWikiにまとめてあると思う。
僕もストーリーモード終わったら見に行くなり~。


色々書きましたが、決してつまらないゲームではありません。
つまらないゲームを毎日お風呂で2時間プレイしたりしません。
ただファミ通で10点が二人とか言うのを鵜呑みにすると拍子抜けするとは思います。
まあ、よく考えられた生態系システムなので、10点付けたくなる理由も判りますが。
裏の理由は知らんけど。
んで単純にゲームとして10点か?って言えば絶対それはないわ。
クラシック聞いて、とりあえず良いって言わないと恥ずかしい見たいなもんじゃないかと。
ホントはJ-POP大好きみたいな。

で、フリッパーズギターが大好きな微妙な僕が微妙に点数を付けるなら、
100点満点で55点。