こんばんは。遺品整理士、特殊清掃士の藤本です。

本日は昨日の話を少ししようかなと。



昨日は兵庫県の孤独死現場の清掃をさせていただきました。
現場に入る前日に、お問い合わせのお電話があり
内容は


『真夜中の作業はできますか?』


といった内容でした。


私も突然のお電話でその一言だけをお聞きしたので一瞬だけ間が空いて、


『はい。どういった内容でしょうか?』

と問い返しました。

初めは話しづらいようで
なかなか内容の詳細をお話してもらう事ができませんでしたが
話をしていくうちに、心を開いてもらい
お話をお聞きする事ができました。

内容は
兵庫県のとあるマンション。
そこで事件は起こりました。
家族、そして社会と
離れた男性が急にお亡くなりになられ
死後三日の状態で大家さんに発見されたそうです。
大家さんはいつもマンションの住人全員が
なにかトラブルになっていないか部屋の前を通り確認するみたいなんですが、インターホンを押してまで確認はしなかったようで
きちんと電気もついて、テレビの音も聞こえたのでトラブルはないと思っていたのですが
三日目になり、昼間でも夜でも常に電気が着き
なにかがおかしいとおもいインターホンを押したそうです。中から反応はなく
ドアを開けようとすると鍵もかかっていなく入れたようで入ってみるとお亡くなりになられていたそうです。

そうして孤独死現場の清掃をインターネットで調べ私が所属している会社のLLC海栄〔かいえい〕にお問い合わせをして下さいました。


次の日、私たちも現場へ向かいお見積もりを取らせていただき、値段も納得して頂きまして
作業へと入らせてもらいました。

作業は深夜の2時から作業を行い
特殊清掃と遺品整理を行わせて頂きました
特殊清掃は私たちLLC海栄の独自最新技術である
バイオ酵素の技術を駆使し
体に完全に無害の作業を行わせて頂きました。


ちなみに他の業者様がよく利用されている



〔オゾン脱臭機〕



と言うのは、ニオイや除菌が必要となる現場で
活躍する機械のことです。
主にハウスクリーニング業者や私たちのような
除菌消臭を専門とする特殊清掃業者、その他にはホテルや旅館の日々の清掃などで使われている優れた機械です。日本にもかなり知れ渡り
使う事が『当たり前だ』と思われるくらいになっています。


ですが私の所属するLLC海栄はオゾン脱臭機を




使用しません。


なぜ使用しないのか。そんな主流のものを使うから仕事ができるんじゃないかと思われる方結構いてらっしゃると思います。ですが



本当にその
オゾン脱臭機
安全なのか?

機械というと本当に優れたもので楽できる物です。
ですが基本的にはメリットの裏側には
必ずデメリットというものがあります。
そのデメリットの無い物がこの世界にはあるのか。いや、ありません。

ではどこにデメリットがあるのか。
それは体への危険性です。
オゾン脱臭機は嫌な菌やニオイを
完全に除去できる優れものです。
ですがその除去方法に危険があります。

オゾンは酸化力が強く、
その強さで菌が死滅するという方法なのですが
その酸化力は強すぎて

人体の健康に
被害を及ぼす
結果になります


その酸化力は肺や人体に危険を及ぼし
死の危険性もあります。
そんなものを使うのは私たちLLC海栄はおかしいと思い、この独自のバイオ技術を発見しました。

そのバイオ技術を駆使し
完全にニオイがなくなるまで
作業を行い、朝の10時半には
遺品整理、特殊清掃ともに
終了しました。

大家さんからは
『現場に入る前の合掌、そして簡易ではあるが、しのぶ気持ち、供養に感動した』と
お言葉を頂くことができました。


このように悲惨な結果
惨め、可哀想ではないのです。
形や思いを残して
人間は旅立つのです。
後悔をしない人間などいません。
でも、今、それを思い出すべきでもありません。
その後悔に対し
どれだけ後の人生を楽しむことができるのか
それが生きるという事だと私は思います。

みなさまも日々楽しむ。
日々苦労する。
日々努力する

ということをわすれず
自己嫌悪に入るのではなく
誰かに相談する。
それが苦手、できないのなら
パソコンやネットもあります。
そういった解消の場を探し求めてください


自殺のない日本
孤独死のない
日本。
それを目指す事
が私たち
LLC海栄の
モットーです。


最後まで読んで頂いた方
誠にありがとうございます。
今後とも日々成長を忘れず
私たちLLC海栄も成長を続けていきます。

和歌山県田辺市の遺品整理士 特殊清掃士
藤本  凜