新型インフルワクチン:(治る)副作用で使用中止するカナダ、死亡者21人で継続する日本 | 医学ニュースの深層

新型インフルワクチン:(治る)副作用で使用中止するカナダ、死亡者21人で継続する日本

まずは・・・1昨日も書いたNewsでは・・・。


新型インフルワクチンで副作用 カナダで17万本を使用中止

 【ワシントン共同】カナダのマニトバ州で英グラクソ・スミスクライン社の新型インフルエンザワクチンを接種した患者から、通常より高い割合で副作用が報告され、同社は23日までに、ワクチン17万本の使用中止を同国内の複数の州政府に要請した。カナダの複数のメディアが伝えた。

 日本の厚生労働省は、同じ製品を2回接種で3700万人分購入する契約を結んでいる。長妻昭厚労相は23日、都内で「承認手続きもあるので、怠りなきよう万全の情報収集をする」と述べ、12月上旬までに同省の調査チームをカナダに派遣する考えを示した。

 報道によると、同州ではワクチン接種後に、アレルギー症状の一種で呼吸困難や血圧低下に陥るアナフィラキシーが6例発生した。症状はいずれも短時間で治まり、すべての患者が既に回復したという。

 この種の副作用は通常、17万本の接種に1、2例の割合で報告されるが、今回は発生割合が高いため、安全性が疑われる特定の製造番号を持つ17万本について調べることにした。

 新型インフルの輸入ワクチンについて厚労省は、正式な臨床試験を省略して認める「特例承認」を12月に行い、1月以降に高齢者らに接種する方針。


ワクチン副作用「承認に影響も」 輸入予定のスイス製調査へ

 日本が輸入予定の英グラクソ・スミスクライン(GSK)社製新型インフルエンザワクチンによる副作用がカナダで報告された問題で、長妻昭厚生労働相は24日の閣議後記者会見で「重大な問題があれば(輸入に向けた)承認にも影響が出る。一部の製品だけの問題なのか、全体の問題なのかが最大の焦点だ」と強調した。

 厚労相は、ほかに輸入を予定しているスイス・ノバルティス社製ワクチンの安全性を確かめるため、このワクチンの接種がスイスで始まった後に現地に調査団を派遣する考えを示した。

 カナダへ派遣する厚労省の調査団について、長妻厚労相は「GSKの工場や医療現場に行き、副作用の具体的事例などについて情報収集したい」と述べた。

 厚労省は、GSKがカナダで生産する新型ワクチンを3700万人分(2回接種)購入する契約を締結。手続きを簡略化した「特例承認」で12月にも輸入を認め、来年1月から高齢者らに接種する方針。ノバルティス社製ワクチンは1250万人分を輸入する計画。(共同)



コメント:


 1昨日、この件については、あえて、コメントを書かなかった。

それこそ、これまでの記事などを元に、自分の頭で考えて貰いたいから。


 あくまでも、その前提で、下記に「上記の問題」に関するコメントを書いておきます。たぶん、専門家も含めて次のようなことは、すぐに思いつかないだろうから。


 1.表題の事項を「冷静」に、各自考えてみてほしいのですが・・・。

昨日、「殺人政策1」と刺激的な表題をつけましたけど。


 皆さん、カナダの例などで、やっぱり危なそうなワクチンみたいだから、先生は「殺人政策」って書いているのかな?、ちょっと大げさだけど・・・と思ってるかもしれない。


大方、正しい。これから話するのは、その上でだ・・・。


 上記のカナダは、治療すれば全員治っている。

しかし、放置しておけば、重大な事態を招く恐れとベネフィットを考えて、カナダは上記の決断を出している。


 一方、日本は、もう21人も死者を出している。にも、かかわらず、継続・・・。

また、90%以上が高齢者・基礎疾患ありのかただ。前にも書いたように、ハイリスクで「ワクチン絶対推奨」とされていた対象で、逆に被害が出ている。

 そして、作用ー副作用の因果関係がまだ?なので(私の言ったような「精査」をしないと、不明のままです)、現場で注意しながら「継続」と、現場に匙を投げている。

前から政府が言ってたことを覆す重大な事態が生じ、その原因がまだ?ならば、

現場に匙を投げても、限界があるではないか・・・。ここは、少なくとも、「高齢者・基礎疾患あり」ヘの新型ワクチン接種は、中断すべきなのだ。


 このまま、継続・放置するなら、これを「殺人政策」と言わずして、なんといおうか?

なお、過去、因果関係が結局?なままで、このくらいの死亡者が出たら、「回収」された薬は、結構、あるんですけどね・・・。それらを含めて、整合性のある説明を当局はしないと・・・。ことは、新型インフルのみに、収まらないのだ。



2.上記の顛末を予想しておきましょうか。

遊びにいく「鑑定団」からの報告を元に、日本政府は、「輸入」はNoとはしないでしょう。注意は最大限にすると注釈はつけるでしょうけど。


 ただ、現場では、ここのブログ記事でも以前に指摘したけど、輸入品を好んで使わずともいいということもあり、今回の「騒動」は、それに拍車をかける。

すなわち、今のままの、レベルの流行であるなら、輸入ワクチン接種は、事実上「凍結」に近いような情況になる。


 国産メーカーは、大喜びだな。「なお一層の生産を!」ということで、国から補助金も入るだろうし・・・。しかしまあ、タイミング良く、この時期に、こういう上記のNewsがでてきて、厚生労働は「迅速」に動くこと・・・(笑)。何が言いたいか、わかるよね?


3.今、もっと迅速に動いてもらいたい重要なことは、インフル関連でも他にあるし、第一、病気は、インフルだけじゃない・・・。

 もっと、言えば、「日本社会が抱える疾患」も含めて、インフル以上に最優先で取り組んでいただきたいことは、山ほどあるのに・・・。