大阪府警は15日、大阪医大元講師の医師伊井正明容疑者(52)と、製薬会社元従業員の男(62)が、国の許可が無い施設で、82歳の男性と47歳の女性から腹部の脂肪幹細胞を採取し、培養する再生医療を行った疑いがあるとして、再生医療安全性確保法違反で、逮捕したことが捜査関係者への取材で分かったとのことです。府警は伊井容疑者が自身の研究成果を人体で試そうとした可能性があるとみて調べるとのことです。
関係者などによると、伊井容疑者は安全性がわからないまま、自らが考案した技術で細胞を培養していて、47歳の女性に対しては、培養した細胞を点滴で投与したとのことです。