社会科って、大学受験にあたってほとんどの人が受ける科目だと思います。

たくさんありますよね、世界史と日本史と地理と倫理政経など。

どれを選べば受験戦略上、有利になるとかってあるのでしょうか?

ないでしょう

基本的には、どれも同じくらい勉強が必要になってくると思います。

ただ、一人ひとりのもっている知識量とかを鑑みれば、人によって向いてるのも当然あるでしょう。

特徴を記して終わりにしときますね。

日本史
この科目は、適当にやると痛い目を見ますね。それはどの教科も同じなんですが、特に、ですね。まず、教科書を読んでみてください。大体、山川のものかと思いますが、ああいうものを読んでみて、嫌だな、と思えばそれは向いてない証拠かもしれませんね。ただ、学習漫画なんかも最近はたくさんありますから、そこから入るってのもありです。勉強法を工夫すれば、成績が上がる(これはどれも同じ)でしょう。

世界史
この科目は、地図とか国名、首都名をいくらか知ってれば有利かもしれないですね。割と多いのですが、フランスの位置とか、スペインの位置が曖昧な人っているんですよ。僕も、世界史習うまでは微妙でした(笑)これって常識的に思われているらしいので、世界史のスタートは地図を見ることかもしれません。そういう意味で、地理との組み合わせが多かったり。それで、世界史ですから世界全体の歴史を見るわけで、それらが相互に影響しあっているのを見ていくわけです。ストーリーが面白いので、入ってきやすい部分は日本史より多いと思いますが、やはり体感的には覚えなきゃいけないことが日本史以上にあるといったところでしょうか。

地理
この科目は、前2つの歴史とは少し性質が異なっています。資料をもとに分析することが多いわけですから、「今」を見ているわけです。当然、歴史は基本的には「過去」ですよね。よって、現代社会を分析するツールが一番分かりやすく手に入る教科、といえるでしょう。もちろん、過去から学ぶことも多いわけですが、それが集積して今があるわけですから、それを見つめることは、今だけでなくその背景である過去も意識せざるを得ない、という論理は成り立ちますが、別に地理をどのように捉えるかなんて話の本筋とはずれますね。とりあえず、ある意味、覚えることは一番少なく、適切に覚えるべきことを覚えていれば、あとは考察あるのみ、ですね。

倫理、政経
これは、よく、暗記が一番少ないと言われます。おそらく、事実でしょう。センター試験の問題を見てみても、無知でも解けてしまう問題があったり。無知というか、改めてこの教科で教わる必要のないものというか、常識的に知っていることは多いですね。政経なんかは、完全に「今」を見ているので、ニュースの解説を見る人は具体例が浮かびやすいのかな、と。もちろん政治史的なこともいくつかやりますが、余り深くはないです。そんなのは世界史でやればいいのであって、ということでしょう。倫理は、一人ひとりの思想をおさえることが、勉強の核心でしょう。僕も大学に入って、教養科目で倫理を学んだのですが、現行の入試制度であの内容を試験で問うとかは無理なので、やはり暗記的側面が強い高校倫理となっているわけですね。そっちのほうが問題を作りやすいんでしょう。

こんな感じです。あまり役に立たないかもしれないので、とりあえず全部かじってみるのもいいかもしれません。学校のカリキュラムに従えば、選択肢が限られる場合も、どうしても自分に合う科目がそれと合致しないのであれば、無視してやりたい科目を選べばいいと思いますよ。