日本のカレーライスのルーツは、明治のアンティーク文書にある。

連合艦隊司令長官 東郷平八郎元帥らが、英国留学中に食べたカレーライスがきっかけ。

日本海海戦の完全勝利で世界三大提督の一人となった平八郎は、23歳から7年間もイギリスに暮らした。

侍の時代が終り、明治維新から3年後、彼はもうイギリスに来ていた。これは凄いこと。

 

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日本のカレーライスは、ヴィクトリア時代に英国留学(1871年~78年)した、東郷平八郎元帥らが持ち込んだのが始まりです。海軍カレー レシピは明治終り頃に海軍割烹術参考書(1908年)となりました。

 

ポイントは小麦粉をキツネ色になるまで煎り、カレー粉やバターや調味料を加えてスープで延ばし、カレールーまで自家製であること。


私が祖母から教わったカレーの作り方が、まさにこの方法でありましたが、それが海軍割烹術参考書に由来していたことは後になって知りました。

 

現代の海上自衛隊でも金曜はカレーの日として、明治以来の伝統が受け継がれています。各艦ごとに独自レシピを持って競い合うような状況は「youtube海軍カレー」が楽しいです。

英国から明治の先人が持ち帰り、海軍割烹術参考書となって、祖母が学び、私が教えてもらって、巡り巡って、今日はそのカレーをイギリスで作っている。アンティークな不思議な循環も楽しみました。

それでは、百年以上前のアンティーク文書をご紹介します。
海軍割烹術参考書(1908年)、カレーの作り方、日本のカレーライスのルーツです。

初メ米ヲ洗ヒ置キ牛肉(鶏肉)玉葱、人参、馬鈴薯ヲ四角ニ恰モ賽ノ目ノ如ク細ク切リ別ニ「フライパン」ニ「ヘッド」ヲ布キ麥粉ヲ入レ狐色位ニ煎リ「カレイ粉」ヲ入レ「スープ」ニテ薄トロノ如ク溶シ之レニ前ニ切リ置キシ肉野菜ヲ少シク煎リテ入レ(馬鈴薯ハ人参玉葱ノ殆ンド煮エタルヲ入ル可シ)弱火ニ掛け煮込ミ置キ先ノ米ヲ「スープ」ニテ炊キ之ヲ皿ニ盛リ前ノ煮込ミシモノニ塩ニテ味ヲ付ケ飯ニ掛ケテ供卓ス此時漬物類即チ「チャツネ」ヲ付ケテ出スモノトス

 

原文は漢字カタカナ文で読み難いので、以下に読みやすく直しました。ルーから作る100年前の完全手作りカレー、お試しください。

『海軍割烹術参考書』明治41年(1908年)
初め米を洗い置き牛肉(鶏肉)玉葱、人参、馬鈴薯を四角にあたかも賽ノ目の如く細く切り別に「フライパン」に「ヘッド」をしき麥粉を入れ狐色位に煎り「カレイ粉」を入れ「スープ」にて薄トロの如く溶し之れに前に切り置きし肉野菜を少しく煎りて入れ(馬鈴薯は人参玉葱のほとんど煮えたるを入るべし)弱火に掛け煮込み置き先の米を「スープ」にて炊き之を皿に盛り前の煮込みしものに塩にて味を付け飯に掛けて供卓す此時漬物類すなわち「チャツネ」を付けて出すものとす。😊

 

市販のカレールーと比べて、パーム油とか使われない為でしょうか、食後の感覚がお腹にやさしい気がします。それでいて、工夫次第でいくらでも美味しく出来て、各御家庭の独自の味に仕上げることも楽しみでしょう。

 



ヴィクトリアンのテーブルスプーンはかなり大きなもの。デザートスプーンと並べてみると、どちらがよさそうか、よく分かります。

 

いつの頃からか、日本でカレーを食べるのに、アンティークの大ぶりなスプーンがいいと聞くようになりました。まあ、気持ちは分かるのですが、私などはスプーンが大きいと、それに合わせて、お替りして沢山食べてしまう方なので、小さめスプーンの方が身の為かなとも思ってます。

 

 

今日も皆さま 最後までありがとうございました。

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