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英国アンティークを通じて、その古い品の背景にある歴史や暮らしについて考えたことを、皆様にお届けすることが楽しいなと思っています。

もう少し広くいうと、アンティークの向こうにある、日本とイギリスの暮らしや考え方の違いなども、興味の対象になっております。今回はうちの娘が子供の頃に書いた『イギリスと日本、笑いの違いについて』という作文をご紹介させていただきたいと思います。

イギリスに暮らして長いのですが、英語力という点では、今では娘のほうが上手です。私の英語力ですと、アンティーク等の専門分野では不自由はありませんが、例えばパブに行って皆で雑談というような時はけっこう大変なのです。

専門分野の話なら、知らない言葉が出てくることは稀ですし、ある程度まで会話の方向も予想がつきます。ところが多くのイギリス人との雑談となりますと、話題はあっちへ行ったりこっちへ行ったり、会話はどんどん移っていくので、その流れを追いかけるだけで精一杯。いいタイミングで気の利いたジョークを飛ばすなどは、かなり上級者でないと難しく、私にはちょっと無理なのです。

その点で娘の作文には、私には実感が難しい日英の違いが説明されていて、興味深く思いました。親バカながら皆様にもご紹介させていただきたく思います。


イギリスの学習参考書:シェイクスピアの読み方


以下が娘の作文です。

『私は生まれて六ヶ月の時からイギリスに育ちました。 でも夏休みには、日本に住む祖母の家の近くにある小中学校に体験入学をして、日本の友達とも仲良くなりました。 毎日、プールに行ったり、ふざけたお喋りをしたり、買い物したり、プリクラを撮ったり楽しく付きあう中で、日本の子とイギリスの子では笑いのツボが違うという事に私は気づきました。

イギリス人の友達の笑うツボは、一つは、「SARCASM」と言って、可笑しいドライな皮肉です。例えば、「Do you think my English essay is too long?(私の英語の作文長すぎないかしら。)」に対して、

「Not at all, it's only drags on for 4 pages.(全然、たった四ページほどダラダラと書いているだけよ。)」と、言うようなやり取りです。

もう一つは、「CHEESY JOKES」と言う笑いです。 これは日本で言ったら、親父ギャグみたいにバカバカしい物なのです。 

例えば、「How do you fit a hundred Picachus in a bus?(どうやって、百匹のピカチューをバスに乗せるか?)」に対して、

「You poke em on.(ポーク=突っつく、エム=やつら、オン=乗せる。 やつらを突っついて乗せるんだよ。)」

と、このようにイギリス人の笑いは言葉の引っ掛けや、言葉遊びで相手を皮肉ったり、駄じゃれを言って笑うことがあります。 笑うことによって、相手とより仲良くなれる物です。  

日本人の友達の笑うツボは、「ボケ」と「ツッコミ」です。 これは、もう親しい友達同士で一人がくだらないことを言ったら、それをもう一人がすばやく批判する様子です。

これも私には面白いと思いますが、イギリス人にとっては、「ツッコミ」は相手に対して失礼な感じを与えることがあり、ユーモアとしては理解できないでしょう。

両国の笑いについて考えてみましたが、日本の方はもう親しい仲の友達が絆を確かめ合う為の物で、イギリスの方はそれほど親しくない人とも、仲良くなる為の手段だと私は思います。

私にとっては、どちらも面白いものなので、上手に使って友達たちと仲良くしていきたいです。』 以上です。

 

イギリスと日本の違いや、英国風については、以下の記事でも考察しています。合わせてご覧いただけたら幸いです。

 

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