アイビーはFidelity(忠実ないしは誠実)、Friendship(友情)、あるいはMarriage(結婚)を象徴するモチーフ。

英国でアンティークという言葉を厳密な意味で使うと、百年以上の時を経た品物を指します。

夏目漱石『草枕』の時代は、エドワーディアン・イングランドと重なります。

 

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エドワーディアン アイビーモチーフ スターリングシルバー クロス
1903年 バーミンガム アセイオフィス

 

アイビーのハンドエングレービングが特徴的なスターリングシルバー クロスです。 手にした感じのしっかりしたソリッドシルバーは、やはりいいものだと思います。 銀の質感が心地よい、重厚な雰囲気のペンダントヘッドです。 今から百年以上前に作られたエドワーディアン アンティークであるところもグッドポイントです。

ちなみにソリッド(solid)とは、このクロスがホロー(中空)構造ではなくて、内部まですべてがスターリングシルバーの稠密構造であることを言います。
 

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アンティーク エドワーディアン シルバークロス(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)

アイビーの輪郭は手彫りの彫刻がかなり深くて、ブライトカット様の光の反射をもたらして綺麗です。 基本デザインとは対照的に、背景部分のシェードをかけた彫りは大変な細かさになっています。 ルーペで詳細に見ていくと、ハンドエングレービングとしては限界的な職人技が施されているのが分かり、より楽しめるエドワーディアン アンティークであることがお分かりいただけると思います。 


アイビーは蔦がしっかりと絡まることから、Fidelity(忠実ないしは誠実)、Friendship(友情)、あるいはMarriage(結婚)を象徴するモチーフとされます。 そしていつも緑であることから、Immortality(不滅)や Eternal Life(永遠の魂)を表すクリスチャンモチーフともなっています。 

アンティーク エドワーディアン シルバークロス(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)

四つのブリティッシュ ホールマークがすべてしっかりと深く刻印されているのは、このアンティークの好ましい特徴といえましょう。 写真二番目に見えるように、ホールマークは順にメーカーズマーク、バーミンガム アセイオフィスのアンカーマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、そして1903年のデートレターになります。 

英国でアンティークという言葉を厳密な意味で使うと、百年以上の時を経た品物を指します。 このシルバークロスが作られたのは1903年ですから、晴れて正式な‘アンティーク’に昇格している品ということになります。 日本でいえば日露戦争の頃、かなり古いことがお分かりいただけましょう。 

 

アンティーク エドワーディアン シルバークロス(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)


明治39年(1906年)には夏目漱石の『草枕』が出ております。 東京を離れた温泉宿で非人情の旅をする画工の話ですから、当時の社会情勢がメインテーマではありませんが、それでも、出征していく若者を見送ったり、日露戦争や現実社会の影が背景に見え隠れしています。 昔の時代に思いを馳せるアンティークな資料として、同時代の銀クロスを傍らに置きながら、あらためて読んでみるのも楽しいと思います。

一言に百年といっても、やはりそれだけの時の経過は大変なことと思います。 ちなみにこの頃の歴史年表を眺めてみますと、1910年:エジソンが電球を発明とか、1912年:タイタニック号氷山に衝突して沈没とか、ずいぶん昔のことなのです。 このアンティークが作られた時代というのは、電灯もなかった時代なわけで、こうしたアンティークを手にしながら、その昔の時代に思いを馳せるのはアンティーク好きの楽しみでありましょう。

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