ヴィクトリアンのクラウン銀貨がシルバーフレームに入ったペンダントヘッドです。大きくて、ずっしりしています。デザインはセント・ジョージがドラゴンを退治している様子で、反対サイドはヴィクトリア女王の横顔です。 

 

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馬に乗ったセント・ジョージにドラゴンが踏みつけられているのは、ちょっとかわいそうですが、このドラゴンは王様の娘を生贄として食べようとした悪いドラゴンなので、仕方がありません。


セント・ジョージは古代ローマ時代の殉教者で、そのドラゴン退治伝説は元々グルジアに起源があり、キリスト教徒にとっては共通のバックグラウンドになります。歴史を紐解けば、遠く遡ること五世紀のフランク王国メロビング朝をはじめとして、いろいろな国々で守護聖人として大事にされてきました。

元祖セント・ジョージの国であるグルジア共和国に行ったことがあります。日本語ではグルジアと言いますが、英語では Georgia であって、この国名はSt. George(セント・ジョージ)そのもの。 歴史的にもセント・ジョージのドラゴン退治伝説は元々グルジア起源です。

グルジア国はトルコ共和国の東方、黒海とカスピ海に挟まれたコーカサス山脈の山あいに位置しています。

首都トビリシ丘陵にある公園までケーブルカーで登って、途中にあったスターリンのお母さんのお墓だというのを見せてもらった記憶があります。当時は旧ソ連邦の民警の人が後をつけて見張っていました。

 

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コインなのに、どこを見ても五千円とか一万円といった数字の記述がないのは不思議な気がしますが、クラウン銀貨はヴィクトリア時代の5シリング(=0.25ポンド)にあたります。 クラウン(王冠)銀貨という名前が示しているように、この銀貨はヴィクトリア時代の最高額銀貨でありました。サイズが大きく重たいので実用向きとは言えず、しまっておかれることも多かったようです。 

ヴィクトリア時代のイギリスはセント・ジョージを好んで、金貨や銀貨のデザインとして採用したり、白地に赤十字のセント・ジョージ・クロスをイングランドの国旗として採用したりしてきたので、今では他の国々より一歩抜きん出て、自由の女神がアメリカを象徴するかのように、セント・ジョージ=イングランドのような感じになって現代に至っています。

サッカーのワールドカップで、セント・ジョージ・クロス旗で応援されるイングランドチームを見せつけられると、本当はキリスト教世界の共通バックグランドであるセント・ジョージ ブランドを、やはり他の国は英国に譲らざるを得ない、そんな雰囲気でしょうか。

遠い昔の銀貨というのは、なんというか、トレジャーハントに通じるロマンを感じますし、クラウン(王冠)銀貨という名前も素敵ですし、大きくてシルバーの重みを感じさせてくれるヴィクトリアンのゴージャス感が好きです。

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