古代ギリシャの歴史家ヘロドトスは、紀元前5世紀の金銀価格について、金4に対して銀3、当時は銀が高かったと伝えています。

砂金など自然金が採れたゴールドに対して、シルバーの単体は取り出すのが難しかった為に、銀が金より希少であったからです。

この関連で思い当たるのは旧約聖書における金と銀への言及です。
『彼らの偶像は銀や金で、人の手のわざである。口があっても語れず、目があっても見えない。』(詩篇115篇)

これ以外にも聖書には、銀が金よりも先に言及されるパターンが少なからずあります。

今なら「金銀財宝」と言えば当然に価値の高い金が先ですし、オリンピックだって金メダルが1番、銀メダルは2番、その序列は人々の意識の中できっちり固まっています。しかし長い歴史を遡っていくと、昔はそうではなかったことが旧約聖書の記述にも表れているとみています。


アンティーク シルバー ブローチ(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)
写真は今から110年ほど前にイギリスで作られた銀製ブローチです。

くり貫きハートの内側にアイビーの葉っぱが三枚、そして蔦が伸びていって左右に大きめなアイビーの葉っぱがついています。 ハート&アイビーはともにヴィクトリアンからエドワーディアンの頃に流行ったモチーフです。

 

 

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現代でも馴染み深いハートのデザインですが、その歴史をたどりますと、英国におけるハートのモチーフはジョージアンの頃登場し、ヴィクトリア期に大流行した経緯があります。 

また、19世紀後半からしばらく、ヴィクトリアンやエドワーディアンのイギリスでは、当時の自然主義的傾向にアイビーがよくマッチした為、バルコニーやガーデンファーニチャーに絡まるアイビーが大変好まれました。 

アイビーは蔦がしっかりと絡まることから、Fidelity(忠実ないしは誠実)、Friendship(友情)、あるいはMarriage(結婚)を象徴するモチーフとされます。 そしていつも緑であることから、Immortality(不滅)や Eternal Life(永遠の魂)を表すクリスチャンモチーフとも言われます。

このハート&アイビー銀ブローチは1908年に作られていますが、上記のようなヴィクトリアンからエドワーディアン頃に流行ったモチーフ事情を背景にしています。 

 

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