17世紀初めに起源を持つイギリスのアンティークな行事、ガイ・フォークスの花火大会をご紹介します。

 

先日、『クリスマスキャロル』の作者ディケンズが幼い頃のクリスマスを思い出して書いた随筆を読みました。その中にクリスマスの過ごし方として、「暖炉の周りで家族と一緒にウィンターストーリーを楽しんだ」とのくだりがありました。ここでウィンターストーリーというのは、お化け話、つまりは怪談を指します。


日本で怪談と言えば、夏に楽しむもの。クリスマスに家族で怪談で盛り上がるというのは、奇異な思いがしましたので、友人に聞いて確かめてみました。
すると、やはり英国では怪談は冬に愉しむものということでした。

そう言えば英国と日本で夏冬が逆転している行事がもう一つあります、花火大会です。
イギリスで一番盛大な花火の日といえば、冬を迎える11月5日に全国いたる所で花火大会が行われるガイ・フォークス デイを思い浮かべる方が多いのです。


日本だったら隅田川の花火大会をはじめとして、花火は真夏の楽しみと信じて疑わないところだろうと思います。

ガイ・フォークスのお祭りの起源は次のようなお話です。
1605年にガイ・フォークス一味が国王ジェームス一世を暗殺しようとして、国会議事堂に爆薬を仕掛けたものの失敗し、捕われ処刑される事件がありました。英国民は国王の無事を喜んで、以来、彼らが逮捕された11月5日に盛大に花火をあげて祝うのだそうです。

 

ガイ・フォークスの花火大会はボンファイヤーとも呼ばれ、地域のコミュニティごとに花火大会の催しがあります。ボンファイヤーナイトは打ち上げ花火に始まり、日本でいったらどんどん焼きのような感じで家一軒が燃えるほど大きな焚き火を囲んで、ガイ人形をほうり込んで気勢をあげます。


もう寒い時期ですから、しっかり防寒して、夜店のホットワインを飲みながら花火や焚き火を眺めます。

 

ボンファイヤーが終わってからも、あちこちで今度は個人的に、夜更けまで打ち上げ花火に興じる人たちで賑わいます。英国人はかなりの思い入れでこの花火遊びをするようで、全国で千人以上の人たちが花火でけがをしたとニュースで言っていました。
 

11月のイギリスは天気が悪いことが多いのですが、冷たい雨の中、カッパを着込んでまで打ち上げ花火に興じる大人達の姿は、日本人の目には何だか異様でもありました。


ガイ・フォークスのお祭りが終わると、クリスマスの賑わいがもうすぐそこまで来ています。

 

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