ホースシューは魔除けになり、幸運をもたらすとされた理由を、ヴィクトリア時代のアンティーク本 『The Horse Shoe, The True Legend of St. Dunstan and The Devil』 に沿ってご紹介します。 そして、アンティーク 銀製 Good Luck ホースシューの解説も。

 

【ホースシューが取り付けられた家には近づけず、逃げていくデビル】

アンティーク スターリングシルバー ホースシュー(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)

 

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アンティーク スターリングシルバー GOOD LUCK ホースシュー ペンダントヘッド(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)


イギリスでは蹄鉄にグッドラックの意味合いがあって人々に好まれます。縁起のよさが好まれ、パブ看板に蹄鉄3つが描かれて、「Three Horseshoes」なんていう名前のパブもありますので、「ホースシュー=幸運」の連想はイギリス人の暮らしに深く根ざしていることが分かります。

 

【英国のパブ The Three Horseshoes、パブサイン=看板は 三つのホースシュー】

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また、銀は古くからグッドラックのお守りと考えられてきた貴金属です。そこで、ホースシューの縁起のよさに、銀のグッドラックを加えて、考案されたシルバージュエリーが、イギリスで今から80年ほど前の1941年に作られた写真の銀製ホースシューになります。

 

【スターリングシルバー GOOD LUCK ホースシュー ペンダントヘッド】

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銀地金の雰囲気がよく出たリアルな蹄鉄のデザインになっています。 蹄鉄の滑り止めはカルカン(Calkin)と呼ばれますが、ちょっと注意して見てみると、このホースシューのカルカンは上側に三つと下側に四つの合わせてラッキーセブンになっています。 

 

ホースシューが本来持っている幸運の意味合いに、カルカンのラッキーセブンが掛け合わされて、ラッキーの二乗になっていることから、より効果のありそうなホースシューに作られているのです。 

 

【 1941年 バーミンガム アセイオフィスのシルバーホールマーク】
アンティーク スターリングシルバー ホースシュー(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)

 

裏面には「GOOD LUCK」の文字をはじめとして、デザイン登録したレジスター番号と、「ENGLAND」の刻印が見えています。 裏面に見えるホールマークは順にHG&Sのメーカーズマーク、バーミンガム アセイオフィスのアンカーマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、そして1941年のデートレター「R」になります。


ヴィクトリアンやエドワーディアンの作ではありませんが、それでも1941年作といえば、かなり古い品であることがお分かりいただけると思います。 
 

グッドラック ホースシューネイル(蹄鉄釘) ヴィクトリアン アイアンワーク 飾り


シャーロック・ホームズの『白銀号事件』を読んでいましたら、ホームズの「I think that I shall put this horseshoe into my pocket for luck.(このホースシューは幸運があるように、私が貰っておきましょう。)」という台詞に出会いました。 

 

この探偵小説は1892年12月に発表されていますので、少なくともヴィクトリアンの頃には、「ホースシュー=グッドラック(幸運)」の連想があったことが分かります。

 

シャーロック・ホームズ シリーズには、アンティークなヴィクトリアンの暮らし向きが読み取れる場面が豊富なので、注意して読むと面白いようです。

【ハープを弾くセント・ダンスタンの邪魔をするデビル】
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それでは、なぜイギリスでホースシューが好まれるようになったのか。 ヴィクトリア時代に書かれた『The Horse Shoe, The True Legend of St. Dunstan and The Devil』 という書物には、ホースシューにまつわる伝説が書かれています。 その概要をご紹介してみましょう。

後にカンタベリー大司教になったセント・ダンスタンは、ハープを弾くのが上手で鍛冶屋の仕事もこなす器用な人でした。ダンスタンが夜にハープを奏でていると、デビルがやって来て邪魔をするようになりました。デビルの悪戯に困ったダンスタンは一計を案じて、蹄鉄を取替えに来たデビルの蹄足にホースシューの留め釘を深く打ち込んだのでした。 

 

【悪いデビルを懲らしめるセント・ダンスタン】
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痛がるデビルにダンスタンはこう言います。 「これからは礼拝の邪魔をしないこと、音楽を奏でる邪魔をしないこと、そしてホースシューを掲げた家には寄り付かないこと。これを守るなら直して進ぜよう。」 デビルはダンスタンと契約をかわし、以降はホースシューが魔除けの役割を果たすようになり、さらには Good Luck をもたらすお守りとされるようになったのでした。

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聖ダンスタン&デビル伝説が書かれたヴィクトリア時代の歴史背景について、以下もご参考ください。
ヴィクトリア時代の新聞を読んでみた。広告欄から垣間見えるアンティークな暮らし
Still Victorian(百年ほど前のイギリスはどんな様子であったのか?)

 

【デビルが行いを正すよう契約書にサインをさせる】

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