テイカーを近づけないことの大切さ | igetahisayukiのブログ

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生きるのに精一杯な私達だが、同時に誰かの役に立てたら嬉しいなとも思っている私達。
社会に必要とされていると感じることは、自分が生まれて来た存在価値を感じることにも繋がり、嬉しいものだ。
余力が生まれた時、自我を満たすことに使おうとする人と、喜びを周りと分かち合おうとする人がいるが、果たして自分はどちらのタイプだろうか?
 
大切な人を助けて喜ばれると、こちらも嬉しくなる。
そしてもっと多くの喜びを分かち合いたいと、利他の心が芽生えていく。
その好循環が加速していくと、やがて自分の限られた持ち時間と、出来ることの限界を感じ始めていく。
 
そして、はたと気付くわけだ。
多くの大切な人にもっと喜んでもらうためには、足を無駄に引っ張る存在からは、積極的に離れなければならないことを。
そう、人を早期に見極める目を養うことが如何に重要であるかに気付く。
 
これは企業活動においても同じことが言える。
ビジネスセンスや能力以外にも、良い人材を見極める目が必要だ。
この能力が足りなくて、短期的には成功しても、長期的に続かない経営者をたくさん見て来た。
 
どんな人も、ひとに無駄に誤解されたくないし、出来れば良い評価をして欲しいと思うから、悪気なく着飾って来る。
そんな着飾られた表面の世界で、どうやって避けるべき人を見抜いたら良いのだろう?
人間は、いざ追い込まれた時に本質が浮き彫りになるが、そんな「いざ」がそう頻繁にやって来るわけではない。
 
1つジレンマもある。
 
自分にとって「良い人」は、そんなに多くなく、むしろ希少な存在である。
そんな人と出会うためには、積極的に多くの人と出会わなくてはならない。
多くの騙す人にまみれながら、相手を見抜き、離れる勇気と近づく勇気を持たねばならないということだ。
 
そのジレンマを克服するために、私が指標にしているポイントがある。
  
??1つは「再現性」があるか。
 
その人の言っていること、やっていることに再現性があるかどうかだ。
運良く獲得した結果や、証明しなくていいような説明には、目もくれないようにすることだ。
宇宙がどうだとか、占いがどうだとか、これやれば誰でも儲かるとか、とにかく無責任なことを言う人からは積極的に離れるに限る。
あと、著名人の知り合いであることを強調する人にも気を付けよう。
その人に価値を出す再現性がないから、外部の力に頼っている。
 
??もう1つは、「依存」していないか。
 
不平、不満の多い人にも気を付けよう。
もちろん世の中には、理不尽なことや、不運なこと、誰かのせいで被害を被ることもあるのだが、そこにばかり神経が行っていると、何も前進しない。
「やってくれるはずだ」と依存している人も同類でかなり危ない。
こういった人達に舐められると、ロックオンされ、どこまでも依存して来て、大事な活動が出来なくなる。
 
?? 「気配り」が出来ているか
 
いつも周りの人の心理状況に気を配れるかも大事なポイントだ。
これは何気ないその人の仕草で垣間見ることが出来る。
歩き方、モノの扱い方、言動・表情を観察していれば、結構ヒントが表れている。
雨が止んだ後の傘の持ち歩き方とか、ドアを開けて通り抜ける時の後続の人の確認とか、電車内での迷惑にならない配慮とか、挙げればキリがない。
その人が緊張していない環境でふと出た仕草は、いざ大事な時にも出てしまうので、もし違和感を感じたのなら、見逃してはいけない。

??そして、その人の「周り」を観る。
 
その人はいくらでもその場を着飾ることが出来るかも知れないが、その人の周りは正直に伝えてくれる。
その人の周りを観て平均値がその人だと見るのが無難な判断となる。
周りに変な人が多いと感じたなら、警戒して損はない。
 
 
あなたが「助けたい」と思うその素敵な心を大切にするためにも、取捨選択する勇気を持とう。
人をより観察し、逆に観察されても大丈夫なように、人が見ていない一人の時から品格を磨こう。
持ち時間はそんなに多くないのだから。