『○○はERA検査に影響しますか?』

(○○には薬剤名などが入る)

というご質問はとてもよくいただきます。

 

 

ERA検査Q&A⑧

https://ameblo.jp/igenomix-japan/entry-12552733364.html

Q3でも触れていますので、お読みいただきたいと思います。

 

 

ここでの「ERA検査に影響する可能性」というのは読み手によってそれぞれに捉え方が異なっているかもしれないので整理しておきますと、

 

   ERA検査に影響がある

= ERA検査周期時と胚移植周期時でその薬剤の服用が異なっていた場合、ERA検査結果で特定された「着床の窓が開いている時期」が変わるかもしれない

ERA検査結果が変わる

ということです。

 

 

ERA検査結果を利用した胚移植で最も重要なことはERA検査時と胚移植時で同じことを再現することです。

 

その中で一番大事なのはプロゲステロンだということは、周知になっているかと思いますが、この「ERA検査に影響する可能性があるもの」も再現する必要がある。ということになります。

 

 

*その際には、プロゲステロン投与からではなく、周期ごと同じように再現した方がより効果があります。

例えば、ERA検査周期時にAという「ERA検査に影響する可能性のある薬剤」を服用してから、3日後にプロゲステロンの初回投与を行ったのとしたら、胚移植周期時にもプロゲステロン投与の3日前にAを服用することが望ましい。ということです。

(ただし、あくまでも可能な限りで必ずそうしなければならないということではありません)

 

 

「ERA検査に影響する可能性のあるもの」

ERA検査周期と胚移植周期で同じように再現していただければ、

 

ERA検査に影響がある(ERA検査結果が変わる)

=着床の窓の開いている時期が変わる可能性がある

ということにはなりませんので、

ERA検査に影響する可能性のある薬剤を服用されている方はその点をご注意いただければと思います。