ERA検査でよく聞かれる

    質問にお答えします。第8弾

 

Q1.胚移植前に子宮鏡の検査をします。ERA検査時にはしませんでしたが、着床の窓に影響しませんか?

 

A1.影響しません。

子宮鏡検査・内膜スクラッチ・シート法・性交渉など物理的な刺激により、着床の窓の時期がズレる(変わる)ことはありません。

ご安心ください。

 

 

Q2.ラクトバチルス菌膣剤黄体ホルモン膣剤を同時に使用します。

この2つを同時に使用しても効果に問題はないのでしょうか?

 

A2.弊社の推奨といたしましては、まず先に黄体ホルモン膣剤を摂取時刻にご使用いただき、1時間ほど経ってからラクトバチルス膣剤をご使用いただくことを推奨しております。

 

1時間ほど時間を開けていただければ、それぞれの効果に影響はないと考えます。

(1時間以上開けるということが重要です。

あくまでも推奨ですので今まで逆にしていた!という方も問題はありませんのでご安心を。)

 

 

Q3.ERA検査時には○○○を飲んでいませんでしたが、胚移植時に○○○を飲むことになりました。ERA検査結果に影響しませんか?

(ERA検査時には●●●を飲んでいたのですが、胚移植時にも同じタイミングで飲まないといけませんか?という逆パターンも含む)

 

※この系統のご質問が多いので、ERA検査時に服用していたら、胚移植時にも同じように再現しなければならないもの、ERA検査時と胚移植時で服用に違いがあっていいものをまとめました。

 

A3.

*ERA検査に影響しないもの*

(ERA検査時と胚移植時で服用に違いがあっても問題ないもの)

・鎮痛解熱剤(バファリンなどのアスピリン/カロナール/ロキソニンなど)

・抗生物質

・ドラッグストアで買えるようなサプリメント

              (病院でないと買えないようなものは別)

・ヘパリン

 

 

*ERA検査に影響する可能性があるもの*

(ERA検査時と胚移植時とで同様に服用するに必要があるもの)

・免疫抑制剤(タクロリムス)

・抗悪性腫瘍薬(ピシバニール)

・漢方・生薬

・ステロイド(飲み薬,注射,塗り薬,吸入薬)

高プロラクチン血症治療薬(カバサール)

・甲状腺治療薬(プロパジール/チウラジールなど)

・黄体ホルモン剤の追加投与(別の黄体ホルモン剤に変えるなども含む)

・排卵誘発剤(ブセレキュア/リュープリンなど)
※検査周期以外でご使用される場合には影響はありません。

 

 

 

Q4.ERA検査結果がPOST-RECEPTIVE

【HRT 105時間】とありました。

再検査の必要があると書いてありますが、私の着床の窓が開いてる時間は105時間ではないのですか?再検査をしないといけないのですか?

 

A4.これは紛らわしい書き方で申し訳ないのですが、POST-RECEPTIVE、または2Day PRE-RECEPTIVEの場合、結果報告書に書かれている時間は『検査の結果、特定された着床の窓が開いている時間』ではなく【再検査の推奨時間】となります。

おそらく、このあたりに着床の窓があるであろうと考えられるので、この時間で再検査をすると正しい着床の窓が開いている時間の特定ができますよ。という意味になり、この時間に着床の窓が開いていると特定された時間ではありません。

 

※詳しくは過去記事 「ERA検査の種類について」

https://ameblo.jp/igenomix-japan/entry-12495424876.html?frm=theme