ERA検査はERA検査周期時と胚移植周期時とで

同じことを再現することで効果が得られる検査です。

 

ERA検査のお問い合わせで、慢性子宮内膜炎に罹患していたり、EMMA/ALICE検査結果によって抗生物質を使用した場合に、ERA検査結果は変わるのでしょうか?というご質問を頂くことがあります。

 

アイジェノミクス本社研究チームによって、ERA検査と子宮内細菌環境バランスには相関関係がないという研究結果が発表されていますので、【ERA検査は、抗生物質使用などにより子宮内細菌環境バランスが変化しても検査結果は変わりません】とお答えしております。

 

  

 

何度も書いてきていますが、ERA検査で最も重要な役割を果たしており、ERA検査周期と胚移植周期で同じ条件にして頂きたいものが、黄体ホルモン(プロゲステロン)です。

黄体ホルモン(プロゲステロン)を同じ商品・同じ用量・同じ接種方法(内服・膣剤・注射など)でERA検査時と胚移植周期時で再現をしていただくことで、ERA検査の効果が発揮されます。

 

逆に、ERA検査の再現性に影響のないと考えているものは子宮内細菌環境の変化の他に、卵胞ホルモン(エストロゲン)、鎮痛薬(アスピリンなど)、葉酸やビタミン剤などの一般的なドラッグストアなどで購入できるサプリメント、ラクトバチルス膣剤などでは、検査周期と移植周期で使用の状況が異なっていてもERA検査結果に影響はないものとしています。

                        

 

他に、タクロリムスなどの免疫抑制剤、ステロイド漢方などをご使用の方もいらっしゃるかと思います。

これらの成分は、ERA検査への影響がどこまで及ぶのかが未知数のため、もしご使用される場合は、黄体ホルモン(プロゲステロン)と同じくERA検査周期と胚移植周期で同じ種類のものを同じ用量で再現をしていただくようにお願いしております。