４月６日にわかさスタジアム京都で行われた関西学生野球連盟春季リーグ戦、京都大×関西大の観戦記です。
３月の侍ＪＡＰＡＮ強化試合に招集され、きっちり結果を残した関西大のプロ注目左腕の金丸。金丸を生で観ないと、そうだ京都へ行こうという野球バカの発想で関西遠征決行です。
【先攻：関西大】
①ライト 藤原（太）
②セカンド 佐藤
③サード 下井田
④レフト 富山
⑤ショート 山田
⑥キャッチャー 越川
⑦センター 余河
⑧ファースト 小谷
⑨ピッチャー 金丸
【後攻：京都大】
①セカンド 庄
②ライト 中井
③サード 谷口
④レフト 中村
⑤センター 山本
⑥キャッチャー 南
⑦ショート 細見
⑧ファースト 平山
⑨ピッチャー 米倉
＜試合概況＞
両先発投手の好投でスコアレスのまま試合が進みます。特に京大は４回までパーフェクト、６回に初安打となる内野安打が出ますが６回まで併殺２つの残塁０の無得点に封じられます。
一方で京大投手陣も継投で関大打線を無得点に封じ、無得点のまま試合は終盤に入ります。
均衡が破れたのは７回裏。２死走者なしから３番谷口の内野安打が悪送球を誘い、走者は得点圏へ。
ここで京大４番の中村がライト前に運ぶ適時打を放ち、１点を先制します。
この１点を４投手の継投で守り切り、京大が１－０で関大を降し先勝しました。
＜注目選手など雑感＞
京大がまさにワンチャンスを活かして侍ＪＡＰＡＮ選出の大エースを相手に勝利を収めました。
決勝打の４番中村は大学入学時は選手としてプレーをするつもりはなく、学生コーチとして入部した変わり種。１年冬に再度選手としてプレーをすることを選択し、プロ注目の左腕相手に大仕事を成し遂げました。
投げては４投手の継投で完封リレー。先発の米倉は６回無失点の快投で勝利に貢献しました。
「米倉涼太郎」という名前から「私失敗しないので！」というセリフが浮かんできそうですが、そんな決まり文句がぴったりはまりそうな快投でした。
注目の金丸は、バックに足を引っ張られ打線の援護もなく、自責点０で負け投手となったものの、１１個の三振を奪う文句のない投球。
「負けてなお凄し」の内容で、チェンジアップなどを活かし緩急をつけた投球はゲームメイク力も高く、即戦力、ドラ１競合は確実そうな内容でした。
前年秋の王者関大はまさかの連敗でのスタート、対する京大は勝ち点奪取で単独首位と予想外の開幕週となりました。京大、関大ののこの後の戦いぶりにも注目したいですね。
関西大０００００００００＝０
京都大００００００１０Ｘ＝１
（関）金丸ー越川
（京）米倉、玉越、宮島、西山―南
【勝利投手】玉越
【敗戦投手】金丸
※長打なし
