9月10日にZOZOマリンスタジアムで行われた東都大学野球連盟秋季リーグ戦、日本大×駒澤大の観戦記です。

前週に福島で開幕した東都大学野球連盟、今週、来週は週末にZOZOマリンスタジアムでの開催となります。日頃平日開催の完投のファンにとってはうれしい日程ですね。

開幕週で勝ち点を落とした両校。入替戦を回避するためにはまずは勝ち点1を奪取したいのはお互い様。熾烈な戦いになりそうです。

 

<スタメン>

【先攻:駒澤大】

①レフト 浦口

②ライト 与倉

③セカンド 林

④センター 大森

⑤キャッチャー 岩本

⑥ファースト 近藤

⑦DH 藤原

⑧サード 工藤

⑨ショート 小園

先発ピッチャー 高井(写真下)

【後攻:日本大】

①DH 峯

②ライト 星

③レフト 林

④センター 中尾

⑤ファースト 花﨑

⑥セカンド 太田

⑦サード 高垣

⑧キャッチャー 友田

⑨ショート 角田

先発ピッチャー 山内(写真下)

<試合概況>

先手を取ったのは日大。初回、四球と内野安打でチャンスを作ると、4番中尾がレフトにはじき返し1点を先制します。

日大は4回にも7番高垣が左中間スタンドに叩き込むソロ本塁打が出て追加点。

さらにこの回、9番角田の二塁打に続き、1番峯がライト前にはじき返し2塁走者角田が生還。さらにライトが打球を後逸するのを見て、打者走者峯は三塁を回り本塁突入しますがさすがにこれは憤死。しかしリードを3点に広げます。

4回まで日大先発の山内の前にノーヒットの駒大は5回に死球の走者を置き、9番小園がチーム初安打となる適時二塁打を放ち、1点を返します。

駒大は8回にも9番小園の二塁打を足掛かりにチャンスを作ると、3番林が適時打を放ち、1点差に詰め寄ります。

しかし、駒大の反撃もここまで。日大先発山内がリードを守り切り3-2で競り勝ちました。

 

<注目選手など雑感>

日大が先発山内の好投もあり先勝しました。

2年生左腕の山内は5つの四死球は与えましたが10個の三振を奪う完投勝利。上背はありませんが投打二刀流の挑戦も検討されているセンスの持ち主。完投でうれしいリーグ戦初勝利となりました。

この山内と習志野高からの同級生の9番の角田は2塁打、3塁打を1本づつ放ちチャンスメイク。守備でも山内を助けました。リーグ戦での経験を積んでいくことで主力選手として成長していきそうです。

本塁打を放った3年生の高垣も確実性が身につけば中軸打者として活躍が期待できそうで、下級生の活躍で優勝争いに食らいつきたいですね。

敗れた駒大は中軸に元気なく、接戦を落としました。

しかし9番の4年生小園は2本の二塁打をマークしてチャンスメイクを果たしました。

守備にはもともと定評のありながらバッティングが課題だった選手がついに覚醒でしょうか?卒業後も社会人でプレーを継続するのであればバッティングの課題が克服できれば、ライオンズ源田やタイガース中野のような即戦力の内野手になりそうな感じがします。

投手では2番手の2年生右腕、エーアンが4回1/3で4つの三振を奪う好投。

長身から投げ下ろす角度のあるボールは球速以上の速さを感じました。将来のエース候補としてさらなる成長が期待できるのではないかと思います。

 

駒澤大000010010=2

日本大10020000X=3

(駒)高井、エーアン-岩本

(日)山内-友田

【勝利投手】山内

【敗戦投手】高井

【本塁打】

(日)高垣

【三塁打】

(日)角田

【二塁打】

(駒)小園×2

(日)角田