8月23日に明治神宮球場で行われたセントラル・リーグ公式戦、スワローズ×カープの観戦記です。

この日の始球式には小池都知事が登場。さすがのつば九郎さんも粗相のないようお行儀よく(?)試合前のセレモニーに臨んでいました。

さて、コロナ禍もあり8月に入り失速気味のスワローズ。振り向けば好調ベイスターズが4ゲーム差に迫っており、連覇に向けて正念場です。

対するは佐々岡監督はじめ菊池など主力がコロナで離脱したカープ。この日の試合前にはメジャー帰りの秋山も発熱で離脱と苦しいチーム状況に陥っています。CS出場を目指すにはこちらも正念場です。

 

<スタメン>

【先攻:カープ】

①センター 中村(健)

②セカンド 羽月

③レフト 西川

⓸ファースト マクブルーム

⑤サード 坂倉

⑥ライト 堂林

⑦キャッチャー 會澤

⑧ショート 矢野

⑨ピッチャー 森下(写真下)

【後攻:スワローズ】

①センター 塩見

②レフト 山崎

③ファースト キブレハン

④サード 村上

⑤ライト サンタナ

⑥セカンド 宮本

⑦キャッチャー 内山(壮)

⑧ショート 長岡

⑨ピッチャー 石川(写真下)

<試合概況>

試合は初回から動きます。1回表カープはスワローズ先発石川の立ち上がりを攻め、ヒットと四球で1死1・2塁のチャンスを作ると、4番マクブルームがレフトスタンドに3ラン本塁打を叩き込み先制します。

リードを奪われたスワローズは2回、3回と得点圏に走者を進めながらチャンスを逸する嫌な展開。それでも4回裏2本の内野安打を足掛かりにチャンスを作ると2番山崎の適時打で1点を返し、5回にも8番長岡の犠飛で1点差に迫ります。

しかしカープも6回表に會澤の犠飛で1点を追加し突き放しますが、その裏にスワローズにとって最大の見せ場が訪れます。

この回からリリーフのカープ2番手のケムナから塩見のヒットとキブレハンの四球で1死1・2塁とすると、打順は4番の村上。カープはストレートに力のある島内をリリーフに送りますが、2球目を村上が振り抜くと打球はライトスタンドへ。逆転の3ラン本塁打となりスワローズがこの試合初めてリードを奪います。

このリードを7回以降、久保→清水→マクガフの盤石の継投で守り切り、スワローズが見事な逆転勝利を収めました。

 

<注目選手など雑感>

なんといっても逆転3ランの「村神様」でしょう。

「神ってる」というのはカープ優勝時のフレーズですが、今季の村上の打棒はまさに神がかっています。ここぞという場面でチームとファンの期待に応える姿は風格、貫録を感じさせます。そりゃ、つば九郎だってハグしたくなる気持ちもわかります。

スワローズにとっては山田の不調が気がかりですが、この試合では代役の宮本が3安打をマーク、選手層の厚さを見せました。

しかし連覇に向けては山田の復調は必要不可欠、山田が本来の姿を取り戻すまではこういった脇役の活躍に期待をしたいですね。

投手陣では3番手の久保が1イニングをピシャリと締めました。

九州共立大出身の4年目左腕は昨年一軍での登板はありませんでしたが貴重なリリーフとして役割を果たしていますね。逆転直後の大事な7回を三者凡退に抑えたのはお見事でした。

敗れたカープは序盤のリードを守り切れませんでした。

先制本塁打のマクブルームは2本の長打をマーク。

打率も2割8分台をキープしており、日本野球に順応している印象です。

5番の坂倉も2本の二塁打をマークし、巧打を見せており、打線はCS出場に向け好調を維持しているように思います。

コロナ禍から主力が戻るまで何とかCS県内に食らいついていきたいところですね。

 

C300001000=4

S00011300X=5

(C)森下、ケムナ、島内、ターリー、松本-會澤

(S)石川、木澤、久保、清水、マクガフー内山(壮)

【勝利投手】木澤

【セーブ】マクガフ

【敗戦投手】島内

【本塁打】

(C)マクブルーム

(S)村上

【二塁打】

(C)會澤、マクブルーム、坂倉×2

(S)宮本、塩見

 

 

<おまけ>

つば九郎の「空中くるりんぱチャレンジ」。この日はかなり惜しい結果に。

向きはともかくいったん頭にスポっと入りかけました。成功の日は近いか?