先週、来春開催される第92回センバツ高校野球大会の21世紀枠地区推薦校が発表されました。

ここ数年の恒例記事ではありますが、筆者の「勝手にセンバツ選考委員会」として来年1月24日に行われる選考委員会に先駆けて、出場32校を予想してみたいと思います。

 

90回大会の勝手に選考委員会

91回大会の勝手に選考委員会

 

それでは筆者予想の21世紀枠を含めた出場校32校です。
 
【21世紀枠】
・近大高専(三重)
・平田高(島根)
・磐城高(福島)
【北海道】
・白樺学園高(北海道)
【東北】
・仙台育英高(宮城)
・鶴岡東高(山形)
【関東・東京】
・健大高崎高(群馬)
・山梨学院高(山梨)
・桐生第一高(群馬)
・東海大相模高(神奈川)
・花咲徳栄高(埼玉)
・国士舘高(東京)
【東海】
・中京大中京高(愛知)
・県岐阜商高(岐阜)
・加藤学園高(静岡)
【北信越】
・星稜高(石川)
・日本航空石川高(石川)
【近畿】
・天理高(奈良)
・大阪桐蔭高(大阪)
・履正社高(大阪)
・智弁学園高(奈良)
・明石商高(兵庫)
・智弁和歌山高(和歌山)
【中国】
・倉敷商高(岡山)
・鳥取城北高(鳥取)
・広島新庄高(広島)
【四国】
・明徳義塾高(高知)
・尽誠学園高(香川)
【九州】
・明豊高(大分)
・大分商高(大分)
・創成館高(長崎)
・鹿児島城西高(鹿児島)
 
<選考理由>
【21世紀枠】枠:3
各地区の候補校は下記の通り。
北海道…帯広農高(北海道)道大会4強
東北…磐城高(福島)県大会準優勝→東北大会8強 ※2勝
関東…宇都宮高(栃木)県大会8強
東海…近大高専(三重)県大会優勝→東海大会初戦敗退
北信越…敦賀高(福井)県大会準優勝→北信越大会8強※1勝
近畿…伊香高(滋賀)…県大会4強
中国…平田高(島根)…県大会準優勝→中国大会8強※1勝
四国…城東高(徳島)…県大会3位→四国大会8強※1勝
九州…本部高(沖縄)…県大会8強
 
東日本ブロック(北海道~北信越)、西日本ブロック(近畿~九州)からそれぞれ1校づつ選び、残りの7校からもう1校を選出する方式。
まず東日本は磐城や敦賀などの「古豪」や文武両道の公立校宇都宮などの高野連のおじさんたちが大好きそうな推薦校が並びますが、ここは高等専門学校初の甲子園出場という話題性を優位とみて近大高専を選出。
対する西日本は好投手がいる伊香が例年の傾向では選ばれそうな気がしますが、2年連続3度目の地区推薦校になっている島根の平田が中国大会で1勝をマークしていることもあり3度目の正直で選出とします。
残り1校は東日本勢の方が有力。朝の連ドラ「なつぞら」のヒロインが通った高校のモデルとされる帯広農の話題性は魅力ですが、東北大会
で2勝をマークし、この秋の台風被害のあった磐城が「困難を乗り越え」古豪復活という理由で選出と見ます。
【北海道】一般枠:1
北海道は全道大会を制した白樺学園高で文句なしの選出。夏は3度甲子園出場経験がありますが、春は初めて。所属する十勝地区からのセンバツ出場も初めてとなるようです。
【東北】一般枠:2
試合内容、地域性からも優勝の仙台育英高、準優勝の鶴岡東高で文句なし。4強進出の盛岡大付高と仙台城南高は準決勝でともにコールド負けとあっては逆転の余地はないと思います。
【関東・東北】一般枠:6
関東大会の4強、健大高崎高、山梨学院高、東海大相模高、桐生第一高と東京大会優勝の国士舘高はまず当確。
残り1校が関東大会8強の4校と東京大会準優勝の帝京高の争いとなりますが、ここが筆者の思い入れもあり選考が難航。
久しぶりに帝京の甲子園での勇姿を見たいところですが決勝で国士舘に0-6の完封負けと、その国士舘が明治神宮大会で初戦敗退。関東代表の健大高崎が準優勝という結果で比較すると6校目は関東地区からが有力。
関東大会8強のうち2桁失点で敗れた習志野高と桐光学園高は脱落。ともに1点差で敗れた埼玉1位の花咲徳栄高と埼玉2位の西武台の争いになりますが、直接対決の結果が優先されるとなると花咲優勢かな。ただし栃木の優勝校青藍泰斗を下し、優勝校の健大高崎にサヨナラ負けした西武台もこの秋2試合観戦し、軟投派のエース増田を甲子園で見たいという筆者の願望がありますがスラッガー井上を中心にチーム力は高い花咲を6校目に選出します。健大高崎が明治神宮大会を制していたら西武台の逆転選出だったかもしれませんね。
【東海】一般枠:2+明治神宮枠:1
中京大中京の明治神宮大会制覇で増枠となった東海地区。優勝の中京大中京と準優勝の県岐阜商の名門2校は当確。かつての立ち襟のユニフォームを復活させた中京と、鍛治舎監督就任でユニフォームを「パナソニック風」に変更した好対照の両チームの出場となります。
3校目は4強に進んだ静岡勢2校の争い。県大会を制した藤枝明誠は準決勝で中京にコールド負けというのが大きなマイナス。県大会準優勝ながら東海大会で2勝をマークし準決勝サヨナラ負けの加藤学園に軍配が上がります。
【北信越】一般枠:2
優勝のの星稜は文句なしの当確。準優勝の同じ石川の日本航空石川も慣例から行けば同じ県でも2年前のようにすんなり選考というところですが気になるのが決勝のスコア。北信越大会決勝が1-19の大敗。さらに県大会決勝も同じ星稜に2-16と大敗とあっては地域性の問題を指摘され4強の学校の逆転の芽があると思いきや、星稜に準決勝で敗れた佐久長聖もコールド負けとあっては厳しいか。最終的には石川勢のアベック出場で落ち着きました。
【近畿】一般枠:6
4強の天理、大阪桐蔭、智弁学園、履正社は文句なしにまず当確。奈良勢、大阪勢2校ずつとなりますが試合内容は文句のつけようがない。
残り2校も準々決勝の試合内容から明石商高と智弁和歌山高が無難に選出となると見ます。
【中・四国】一般枠:5
中国大会優勝の倉敷商高、準優勝の鳥取城北高、四国大会優勝の明徳義塾高、準優勝の尽誠学園高はまず当確。
もう1校は中国4強の広島新庄高、創志学園高と、四国大会4強の高知中央高、岡豊高の高知勢の中からの選考となりますが広島新庄以外はすべて準決勝コールド負けとあっては21世紀枠で島根の平田を選考しており中国4、四国2のバランスが気になりますが試合内容から広島新庄を選出します。
【九州】一般枠4校
ここはすんなり4強進出の明豊高、大分商高、創成館高、鹿児島城西高の4校で文句なし。
 
以上が「勝手に選考委員会」の選考結果になります。果たして当たるかな?