21日間の断食療法を終えた所感や、今後断食療養を行う初心者の方に向けて、経験やアドバイスをまとめてみたいと思います。

 

①水だけの断食は結構つらい。でもその分、効果があるか?

   よそでは断食中も味噌汁や酵素ドリンクなど、水以外のものを摂取するところも多い中、静養院では水以外に何も摂取しない方法。

 

   水だけの断食は想像以上につらい。水はたくさん飲むには味もないし飲みにくい。特に痩せ型体型の方は寝転んでなかなか動けないなど、苦労されている方もいた(自分もそう)。一方、リピーターの方は断食中もそれほど苦労なく過ごされていた。また、少し脂肪が多い方も、しんどさは少しましなのかも知れない。

 

   断食7日目の夕方、つらさに耐えかね、院長先生にポカリスウェットをお願いした。先生の指示通り、水と半々で割ってコップ1杯飲んだ。7日ぶりに味のあるものを口に含むと安堵感。体は「味」を欲している。それまで約3日間、寝込んで、水を飲むために起き上がることすらつらくてしんどかった状態が、ポカリを飲んで30分後、嘘のように体が息を吹き返した。しんどくない。体が動く。ポカリ、偉大。人間の体って、ポカリ1杯で元気を取り戻すんだ、と思った。だから、味噌汁や酵素ドリンクなど、水以外のものを摂取しながらの断食は、おそらく余裕だろう。

 

   だから、水断食の場合は、衰弱にまで至らない限り、水のみで通す方が、その後の効果はいいんだろうと思う(私見だが)。

 

 

②断食中の様々な症状を気にしない

   これは断食を始める前にきちんと説明して欲しかったことだが、説明はなかった。断食療養をあと2日で終える日に、先々代の先生の講話のテープで知ったこと。

   体温や血圧が下がったり、鼓動が早くなったり遅くなったり、頭痛やめまい、舌に苔、体中の原因不明の発疹、歯茎から血、などなど。または、持病や症状を抱える人は、それらが一時的に強くなったりする。

   でもそれらは全く気にしなくて良い。なぜなら、それが断食の諸症状だから。必ず回復する。体重も、数日は減り続けるが、一定分減少するとそれ以上は下がらなくなる。ただし、限界点を超えて衰弱にならないようには気を付ける必要があるとのこと。院長先生とよく相談が必要。

 

 

③回復食期間の食事、帰宅してからの食事を侮らない

   断食期間と同様かそれ以上の期間を確保する回復食期間。この期間を丁寧に過ごすことは断食期間を丁寧に過ごすのと同じかそれ以上に重要。

   断食が終わると胃は0歳になっており、そこから一日ずつ1歳、歳を取っていく。だから胃の成長に合わせた食事(食事の時間帯も重要と思う)を取ることが必要。

   さらには回復食期間を終わって帰宅してからも、2~3週間程度は気を遣った食事を摂ることが必要。始めの頃は肉は控え、魚も白身魚などの胃に優しいものから始め、だんだんと、魚のしっかりしたもの、その後にあっさり系の鶏肉など、最後の方に豚や牛の肉など。帰宅してからも丁寧な食事が必要となる。胃も以前の大きさにはなかなか戻らないので、食べ過ぎに注意。

 

 

④体の不調な部分の回復度合いは人それぞれ

   ②と重複する部分はあるが、断食中の体調の不良、回復度合いは人それぞれ。断食が進むほど改善したりする症状もあるし、逆に一旦は悪化が進む症状もある。また、若ければ回復が早かったりすることもあるし、中高年等では断食の効果が退所後、1,2ヶ月をかけて好転として表れることもある。決して短期間で判断するものではないようである。