宇宙航空研究開発機構(JAXA)は14日、小惑星探査機「はやぶさ」が分離したカプセルを、オーストラリア中南部ウーメラの砂漠地帯から回収した。カプセルには小惑星「イトカワ」の土壌サンプルが入っている可能性があり、厳重に管理されて早ければ18日に日本へ到着する。

 カプセルは13日深夜、パラシュートを開いてほぼ想定通りの場所に落下した。トラブル続きで帰還が3年遅れたはやぶさだが、正確な着地で最後を飾り、本体は大気圏で燃え尽きた。JAXAの職員ら約10人が現地に向かい、カプセルに目立った損傷がないことを確認。ヘリコプターで一時保管施設に運んだ。

 はやぶさ計画を率いてきた川口淳一郎・JAXA教授は「信じられないくらい理想的で非常に喜んでいます」と語った。

 はやぶさ人気が過熱する国内では、7年に及ぶ旅をプラネタリウム映画で再現する相模原市の市立博物館が大盛況。帰還した13日には、普段の4倍近い1400人が入場した。

 同館によると、上映後に「頑張って宇宙を旅してきたのに、最後に燃え尽きてしまいかわいそう」と泣く小学生男児もいるという。

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