ベルリンを舞台にした映画「ベルリン・天使の詩」「グッバイ、レーニン!」その2 | Ka_Naのブログ

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40歳から再び走り始めて10年目を迎えました。ワールド・マラソン・メジャー制覇(Six Star Finisher:東京・ボストン・NY・シカゴ・ベルリン・ロンドン)を目指しています。(現在★★★★(2017/2019/2021東京・2018ボストン・2022NY・2023シカゴ))

Road to BERLIN MARATHON 2024

 

 

 

 

 

 

ベルリンを舞台にした映画、

第二弾「グッバイ、レーニン!

 

この映画は、広島出身、ウィーン在住のランナーから教わったじゃけん

 

なかなかにいい映画でした

 

 

(1)史実(現実)と重なるリアリティ+心温まるストーリー+ユーモア

 

(2)想いが伝わる

 

(3)ベルリン、季節の移り変わり

 

序: 映画「グッバイ、レーニン!」とは

 

2003年公開、ドイツ国内の興行成績を更新するなど、ドイツを席捲

ベルリンの壁崩壊~ドイツ統一という激動の波に翻弄される中、東ドイツ在住の親子の物語を時にシリアスに、ユーモアに、ハートウォーミングに映し出す

「オスタルギー」(ドイツ語:ost(東)+ノスタルジー(郷愁))の代表的映画

 

 

 

  史実(現実)と重なるリアリティ+心温まるストーリー+ユーモア

 

映画での時間軸は、ベルリンの壁崩壊前から、壁崩壊を経て、ドイツ統一の1990年10月3日でフィナーレを迎えます

 

東ドイツにとっては、社会主義から資本主義への大転換になり、市民の目線レベルでその変化を映し出します

 

所々、実際の映像が流され、物語にリアリティを与えます

 

・ベルリンの壁崩壊

 

 

ストーリーの基本線は、家族の話で、何か懐かしさも感じます

 

(私が、ちょうどこの映画の主人公の設定と同世代だからかもしれません)

 

・中学生の頃、バルブ経済の象徴であり「六本木のカローラ」と呼ばれた、このBMW(E30)に憧れたものでした

画像出典: Good Bye, Lenin! Trailerより(以下同)

 

そして、主人公と仲間が奮闘していく様がユーモアたっぷりに描かれます

 

 

 

 

  想いが伝わる

 

ドイツ人は、

  • 自分で出来ることは自分でやって、つつましく生活する
  • 自分の時間、考え、生き方を優先する(仕事中心ではない)
  • 休日は公園で過ごしたり、森を散歩したりと、お金をさほど使わない

といったライフスタイルと聞きます

 

 

ベルリンの壁が崩壊して、映画の中盤から、西側の資本主義の波が押し寄せてきます

 

コカ・コーラやバーガーキングなど

 

何となくですが、そうした西側、アメリカ的なライフスタイルに対する懐疑的なスタンスも(個人の所感です)

 

後半~終盤は、消えゆく東ドイツ⇒自分たちの国がこうありたい(あってほしかった)といった主張のようなものも感じました

 

 

 

  ベルリン、季節の移り変わり

 

家族の住まいは、アレクサンダー広場の近くにあります

 

・映画のハイライトの一つ

 

アレクサンダー広場は旧東ドイツ側にあり、街のシンボルのテレビ塔や世界時計があります

 

 

画像出典:wikipedia

 

画像出典:wikipedia

 

これらは、今となってはレトロなデザインですが、何というか1960-70年代における「未来都市」的なイメージを感じさせます

 

どうも、本当に

ドイツの技術は世界一ィィィ!

(by シュトロハイム~ジョジョの奇妙な冒険)

とアピールするためだったようです

 

出典:荒木飛呂彦「ジョジョの奇妙な冒険」集英社

 

 

ベルリンマラソンのコースとしては、11km近辺になっており、ここも楽しみです

 

 

ドイツ  ドイツ  ドイツ

 

映画では、主に夏と秋が舞台ですが、夏から秋への移り変わりは、街路樹が色づく様子もとても綺麗で、ベルリンという街にとっても良い時期なのでしょう

 

そして、10/3はドイツ統一の日、映画でフィナーレを迎えます

 

今回の遠征でも、10/3はまだドイツにいるので、記念日の雰囲気も味わいたいと思う私です

 

ベルリンマラソン、ますます楽しみになってきました

 

 

 

(おまけ)連想される映画

個人の意見ですが、何となく「時計仕掛けのオレンジ」(1971)のオマージュ・レスペクトを所々に感じました

 

・主人公の名前がともにアレックス

・風貌がどことなく似ている

・住んでる住居(団地)の雰囲気が似ている

 

・ウィリアム・テルの早送り映像

・主人公が憲兵にぶったたかれる、吐き出す

・社会の波にもまれ、背広を着た大人の力で運命が変わっていく

 

(ただし)性格は真反対

・扱うテーマもかなり違う

 

 

***(英語学習の一環で簡単な英作文をするようにしています。違和感などがあれば、ご指摘いただけると助かります)***

 

Many people wonder why Germans want to restore a system they already lost, but it’s a part of their collective identity. 

The film "Good Bye Lenin!" portrays the east’s assimilation into the western culture such as Coca-Cola or Burger King, resulting in the dissolved identity of the East Germans.