最近、TVCMで医療保険の実費型(又は実損填補型)の宣伝を目にする事が多くなりました。
では、今までの医療保険とどこが違っているのか、さらにその使い方について個人的な見解を書きたいと思います。
まず、皆さんが加入されている終身医療保険は1日入院すると日額〇〇円がもらえる契約であり、手術代は入院日額の何倍と最初から決められています。これが日額払い型です。
ただ入院しているだけでも日額分の入院給付金が保険会社からもらえますが、最近は入院日数が減少していますので、もらえる入院給付金も以前より少なくなっています。
話しは変わりますが、病院で請求書を作成する時は、医療行為(注射・麻酔・検査・手術など)に診察報酬点数が決められているので、この点数に10円をかけて医療費の請求金額を計算します。
例えば、点数が30,000点の場合は30,000点×10円=300,000円となります。
しかし、70歳未満の場合は医療費の負担は3割と決まっているので、実際の医療費の請求書の欄は300,000円×30%=90,000円となっているはずです。
この金額に食事代や差額ベッド代などの自己負担の金額が加算されて病院の請求金額になります。
実費型の医療保険は、この90,000円を入院治療給付金として保険会社が支払う仕組みです。病院の医療費分の請求金額とリンクしている保険です。
しかし、問題は更新タイプの定期医療保険であり80歳までの保障である事です。
この使い方ですが、①貯金で医療費が支払えるようになるまでの期間の医療保険として加入、②少ない終身医療保険に上乗せの医療保険として加入、の2通りが考えられると思っています。
最近発売された商品のように見えますが、15年以上前からあった損保系の医療保険です。大手の生命保険会社は販売していなかったのでメジャーな保険にはなりませんでした。
実は、私も3人の子供のために15年前に加入しました。当時は3人分で3,000円位でしたが、2回更新して現在は月額6,300円になっています。
親が加入してくれていると安心しているのか自分で払おうとしません。何とか払ってもらいたいと思っています。5年後の更新の時は9,000円位になりますので・・・。(ノ_-。)
今日の言葉:いつまでも続くと思うな親の金
※実費型の医療保険に興味がある方は、各社がWEBで詳しく説明していますので、<医療保険、実費型>のキーワードで検索してみてください。