「食」の防災について考える | 日本のくらしをふろしきで伝える わたしの生き方 粋になる 日本テキスタイルプロジェクト〜TSUTSUMU~

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こんにちは! 

水曜日担当の日本テキスタイルプロジェクトプロデューサー&講師 AtelierClipいいのたかこ(防災士)です。水曜日・・・またまた、お久しぶりになってしまいましたあせる

 

9月1日は「防災の日」です、なぜこの日かというと、1923年9月1日に発生した、10万人以上の死者・行方不明者を出した『関東大震災』に由来しています。

そして9月は、台風シーズンでもあり先日の台風15号による被害はまだ続いています、本当に一刻も早く日常が取り戻せますように祈るばかりです。

 

「防災の日」をきっかけに、自身の備えを見直す方も多いと思います、

私もそうです、家の中の気づいたところをちょこちょこと地震を想定して模様替えしたり

食品のストックを見直して、乾燥材を取り替えました。

 

最近防災食として注目されているのが「乾物」

乾物って?

「保存性や食味の向上を目的として水分を抜き乾燥させた食品の総称」で、

干ししいたけ、高野豆腐、切り干し大根・・・あたりは、普通に使っているのではないでしょうか?

 

最近防災食として注目…って書きましたが、実は昔から「非常食」でもあったみたいです。

 

あの熊本城には、籠城に備え沢山の食糧が備蓄されていたのはもちろん、畳の芯が「芋がら*」だったりと乾物がたっぷり蓄えられていたそうです。*里芋の茎を干した伝統保存食、「ずいき」芋の種類はいろいろ  

 

でも・・・

乾物って、ちょっと面倒なイメージがありますね、戻す時間とか、戻し方とか・・・

 

実は、ちょっと前から、「行きたい!」と思っていた講座がありまして、先日やっと日程が合って参加してきました。

それは、「乾物防災食講座」(DRYandPEACE) →    

乾物についてのレクチャーあり、調理デモではあっという間に5品!もちろん試食もありの中身の濃い2時間でした。

上、鯖缶と乾物のトマトシチュー

お皿、時計回りに、豆腐で戻したドライフルーツと青菜の白和え、切り干し大根とツナ缶の梅風味あえ、クスクスの混ぜるだけリゾット風、オレンジジュースで戻した干し人参と寒天のサラダ

 

たぶん私は、乾物を使っている方だと思いますが、主に「和食」「定番料理」はっきり言って

「乾物も食べなきゃ!」という義務感が強かったかな~

 

ところが、「洋風料理」「スイーツ」とびっくりな展開、そして一番びっくりだったのは「熱を加えなくても食べられる」ものが多いこと目これは目からウロコで、私のアタマの中で新たな展開が(笑)

帰りにドライフルーツと、乾燥青菜を買って帰り、学んだことを早速家族に披露いたしました。

・・・しかし、意外と乾物の在庫が家にあってびっくりです、活用しなくてごめんよ~

興味のある方は、こちらから

書籍も出てますので、お料理のレパートリーに是非お勧めです。 面倒くさいどころか、むしろ時短・簡単、そして「買い物行きたくない」時のお助けにも・・・といいことづくめでした。

 

ちょっと思ったんですが、「乾物」と「ふろしき」って似てる・・・

どちらも古人の知恵から生まれたもので、日本の伝統としてずっと使われてきたもの、でも最近はあまり使われなくなって・・・そして、再び新しいカタチ(使い方)で注目されつつある。

そして、どちらも普段から使いこなすことによって、「日常」→「非日常」に役立てることができる。

 

やっぱり、「備え」は「特別」なモノ・コトでなく 日常の延長が「備え」につながったらこんなに良いことはない、この視点で色々考えていきたいと改めて思いました。 

 

【JTP講座日程】

防災ふろしき体験講座  

9月28日(土)10:45~12:15 @ラッピング俱楽部浅草橋店

    →詳細は こちら