昨日も蒸し暑かったですね。
だけど冷房を入れるには足りなかったので、
窓を開けたら、蝉が鳴いていたのです。
多分音量的に少ない数。
(もうすぐ夏が終わるから?)
切なくなりました。
地下で6年も過ごして、一週間で命を落とすなんて。
やっと触れた外の世界。
手に入れたと思った瞬間消えちゃうなんて。
綿菓子が手の温度で溶けていくみたい。
雲を手に入れたみたいで嬉しくて
ぎゅっ!てしたら、消えてしまう。
薄汚れたこの世界を
一週間しか命がない蝉の目でみたなら、
世界は輝くのかしら。
そして、もし、明日世界が終わるなら、
私は、あなたに逢いたいです。
街の片隅、闇が追いかけて来ても
あなたの隣で、歌いたいです。
寂しい時、辛い時、悲しい時、
あなたの居場所になりたい。
なんて大きなこと言える立場じゃないけど、
振り向けば、私は、居るから。
傍にいる。